システムのトータル出力は1000㎰をオーバー!
マクラーレンは新型スーパーカー、「GT」をワールドプレミアしたばかりだが早くも次なるモデルの開発に着手している。今回はそのプロトタイプがカメラに捉えられた。
開発車両は「720S」をテストミュールとして、厳重なカモフラージュが施されている。いまのところ車名も不明な新型モデルだが、そのヒントはフロントガラス上部に貼られた「MVY04-BP23」のステッカーとリヤクォーターウインドーの「HYBRID」のイエローステッカー、そしてサイドエアスクープの「HYBRID PROTOTYPE」の文字回りだ。
マクラーレンは、同社の「Track25」事情計画の一環として「高性能、超高速充電、高性能アプリケーションのためのハイパワーバッテリーシステム」に投資するプランを発表。連続30分以上使用可能なバッテリーパックの開発を目標として2025年までに18台の新車や派生モデルを投入するというが、今回のプロトタイプがその1台となることは間違いない。
搭載が予想されるパワートレインは、V型8気筒エンジン+電気モーター。システム合計の最高出力は、1,000ps級と伝えられている。すでにライバルとなるフェラーリは新型ハイブリッドスーパーカーの「SF90ストラダーレ」を発表済みだが、マクラーレンの新型車投入で本格的ハイブリッドスーパーカーの頂上対決は今後一層激化することが予想される。