1.8Lターボは標準モデルを40ps上回る292psを発揮
6月13日、アルピーヌは「A110」にハイパフォーマンスバージョンとなる「A110S」を設定したことを発表。欧州市場では6万6500ユーロ(約809万円)で販売され、10月よりカスタマーへのデリバリーが始まる予定だ。なお、この情報を受けてアルピーヌ・ジャポンは、A110Sを2020年の前半に日本に導入する計画を6月17日に明らかにしている。
A110Sが搭載する1.8L直列4気筒ターボエンジンは、標準車A110のユニットをベースにブースト圧を0.4bar高めたことで292ps/320Nmを発揮。最高出力の値は標準車を40ps上回る。最大トルクの値は同じだ。このハイスペック化されたエンジンによって、4.4秒の0-100km/h加速タイム、260km/hの最高速度を実現している(標準車はそれぞれ4.5秒、250km/h)。
サスペンションも専用にセッティングされ、スプリングのレートは50%硬めに設定。これにともないダンパーも最適化されている。専用サスペンションの搭載によって車高は4mmローダウンされた。タイヤはミシュランのパイロットスポーツ4を標準装着。サイズはフロントが215/40R18、リヤが245/40R18となっている。組み合わせる「GT Race」ホイールはダークフィニッシュ仕様だ。
内外装はオレンジの差し色が独特だ。エクステリアではブレーキキャリパーやリヤピラーのフラッグディテールに、一方内装ではステアリングホイールの12時位置のマーキングやシートステッチなどにオレンジカラーのアクセントが用いられ、A110Sならではのルックスが表現されている。
なお、A110Sには光沢仕上げのカーボンファイバールーフやFuchs製鍛造アロイホイール、サベルト製のカーボンファイバーシートがオプション設定されているとのことだ。