メーターのグラフィックを筆頭として随所が独自デザインに
「BMW3シリーズ」の頂点に位置付けられる高性能モデルの「Ⅿ3」。その次期型のインテリア撮影に成功した。
写真の通りテスト車両のインパネは、ドライバー正面にデジタルインストルメントクラスターとその横にインフォテインメントディスプレイ、3本スポークのMステアリングホイールを装備。全体的にベースとなる3シリーズと共通のレイアウトではあるものの、2つのディスプレイをつなぐ上部のダッシュボード形状が段差を持つ3シリーズに対して一直線に伸びて一体感を演出。また、メーターのグラフィックは先日発表された「Ⅿ8」と同じくベース車とは異なるグラフィックを採用。高性能モデルらしいスポーティなテイストに仕上げられている。また、センターコンソールとギヤセレクターは艤装で覆われているが、こちらもM専用デザインが採用される可能性が高い。
今回はエクステリアのクローズアップにも成功した。前回同様、フロントエンドのメッシュカバーの下にはワイド化されたキドニーグリルやコーナーエアインテークにいたるまで複数の横スリットが確認。また、バンパー下部まで大型されているようにも見えてアウディのシングルフレームグリルやレクサスのスピンドルグリルを彷彿とさせる点にも変化はない。
「ピュア」、「ベース」、「コンペティション」という3つのグレードが設定される可能性があることは既報の通り。ベーシックなピュアはライトウェイト仕様で、最高出力454psを発揮する親開発3L直列6気筒ツインターボエンジンを搭載、6速MTと組み合わされる。一方、ベースは最高出力480psを、コンペティションは510psを叩き出すユニットを搭載。トランスミッションはいずれも8速ATで、駆動は4WDの「M xDrive」となる可能性が高い。そのワールドプレミアは、不測の事態が起こらない限り9月のフランクフルト・ショーとなるはずだ。