パワー&トルクは625㎰と750Nmに
BMWのクロスオーバーSUV、「X6」の最強バージョンとなる次期「X6M」がこれまでで最も軽いカモフラージュで姿を現した。
ニュルブルクリンク北コースでキャッチされた最新プロトタイプは、フロントエンドに大ぶりなリップスポイラーを装着。同じく大型のハニカムメッシュエアインテークの形状が確認できるほか、ワイドなキドニーグリル右側には「X6M」のバッジを隠す小さな黒いカモフラージュ用のバネルも見てとれる。
足元には、19インチホイールにミシュラン・パイロットスポーツタイヤを装着。クロスドリルのローターを備えるブルーのブレーキキャリパーも確認できる。一方、コクピットには新型「X5」に通じる12.3インチのデジタルクラスターやインフォテインメントシステムを装備。さらにレザーステッチMステアリングホイール、カーボンファイバートリム、コントラストステッチのついたMブランドセレクターなどでスポーティに仕上げられていることが確認できた。
パワーユニットには、4.4L V型8気筒ツインターボの「S63」を採用。その最高出力は625ps、最大トルクは750Nmを発揮するようだ。これはライバルの「メルセデスAMG GLE63クーペ」の585psを超えるとともに「ランボルギーニ・ウルス」の650psに迫るスペックとなる。
その気になるデビュー時期だが、ベースとなる「X6」の新型が今年のフランクルフルト・ショーと見られているのでX6Mは2020年以降となるはずだ。