電気モーターはフロント1、リヤ2のトリプル構成に
アウディの市販ピュアEV、「e-トロン」にハイパフォーマンスモデルとなる「e-トロンS」が追加されることが判明した。
鮮やかなレッドのボディカラーをまとう開発車両は、より強力なブレーキシステムの冷却効果を高めるためエアインテークとフロントバンパーを改良。さらに大径の軽量アロイホイールを装備するほか、ディフューザーを備えたリヤバンパーが確認できる。
ベースモデルには前後1基ずつ、合計2基の電気モーターを搭載。最高出力は360psでブーストモード使用時で最大408psを発揮、0-100km/h加速は5.5秒というパフォーマンスが与えられている。一方、「S」モデルでは前に1基、後ろに2基の合計3基のモーターを搭載すると予想され最高出力は435ps。ブーストモード使用時には最大503psを発揮し、0-100km/h加速は5秒フラットまで短縮されるという。
e-トロンは総電力量95kWhの大容量バッテリーを搭載、航続距離は400km以上とされるが150kWの急速充電にも対応。30分でフル充電が完了するとされるが、この高性能版でもそうした実用性はキープされるはず。そのワールドプレミアは、2020年内という説が有力だ。