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BMWが「Eスクーター」を発売

150Wのモータを搭載して最高速度は20km/h、9月に欧州で発売予定。

BMWが新しい電動キックボードを「BMW Eスクーター」の名で発売する。電動ではない普通のBMW製キックボード「シティスクーター」は2017年にリリースされ、日本でも3万円程度で購入することができるが、電動版は当然のことながら各部が大きく進化。マイクロモビリティシステムAGとの共同開発という点は変わらず、リチウムイオンバッテリーをフットプレートとリアホイールの間にマウントし、150Wのモーターで後輪を駆動。重量は約9kg、最高速度は20km/hとかなりのパフォーマンスが与えられている。

フル充電時間は約2時間、航続距離は12kmと短距離使用なら問題ないレベルで、前照灯とテールランプも備えている。ブレーキも前後独立式で、欧州では公道も走行可能。日本ではさらにウインカーの装備や運転者のヘルメット装着などが必要となるが、規制がなくブレーキも中途半端なキックボードでうろちょろされるよりは安全な気もする。2019年秋の発売予定で価格は799ユーロ(約9万7000円)と安くないが、日本でも買えるシティスクーターの仕上がりから考えると満足度は高そうだ。

トヨタ自動車も電動キックボード風の立ち乗り電動車を発表しているが、それに先駆けてこのEスクーターが何らかの形で上陸してくることになるのか。楽しみに待つとしよう。

 

ル・ボラン2019年8月号より転載

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