フラット6ターボは470㎰へとパワーアップ、0~100km/h加速は3.5秒!
現在ポルシェは現行「911」の新たなバリエーションである「911タルガ4」シリーズを開発中だが、そのハイエンドモデルとなる「911タルガ4 GTS」がカメラにキャッチされた。
「911タルガ」は、1966年に初設定されたポルシェ伝統のモデル。初期のリヤウインドー部分はソフトトップだったが、1968年にガラスの固定式がオプション設定され、その後標準装備となった。前席上のデタッチャブルトップは、装着時にはクーペと同等の耐候性を実現。その一方、タルガ独自のBピラーデザインはクーペやカブリオレとは異なるキャラクターを演出していた。途中、タルガのルーフはグラストップの時代もあったが、初代からのキャラクターは現行モデルにも受け継がれている。
さて、今回の開発車両は以前捕捉したグリーンのプロトタイプ同様、「Xダイナミック・ヘッドライト」を装着。リフレッシュされたフード、ワイドフェンダー、LED水平ストリップライトなどが確認できる。しかし、テールパイプはそれとは異なるクワッドタイプになっていること。そして現地で得た情報から「タルガ4 GTS」である可能性が高い。
ベーシックな911タルガ4が搭載するパワーユニットは、3L水平対向6気筒ツインターボで最高出力は現行型の370psから380psへと向上。「タルガ4S」も420psから450psにアップすると見られるが、タルガ4GTSではさらに470psへと最高出力が引き上げられ0-100km/h加速は過去最速の3.5秒を叩き出すという。そのデビュー時期だが、ベースモデルが9月のフランクフルト・ショーと予想されているだけに「S」や「GTS」2020年以降になりそうだ。