「ハイパーハイブリッドカー」の謳い文句通り、システム出力は1000㎰超えに
東京オートサロン2018で初公開された「トヨタGRスーパースポーツ・コンセプト」の市販型プロトタイプが、いよいよ東京モーターショー2019で初公開される可能性が高まった。
トヨタは、すでにル・マンを連覇したレーシングマシン、「TS050」の技術をフィードバックした市販型ハイパーハイブリッド車が開発中であることを明言。そのティザー動画も公開中ということで、市販型となる「GR スーパースポーツ」が東京で初公開されるのでは? と注目を集めている。
今回はその予想CGを入手したのだが、その外観はコンセプトカーから意匠を受け継ぐ突き出したノーズが与えられている。一方、サイドはコンセプトカーとは対照的に大きくえぐられた特徴的なラインに加え、大型のエアインテークがプラス。アグレッシブなテイストに仕上げられているが、Aピラーを筆頭とするグラスエリアはロードカーらしい実用性を意識した意匠となっている。
注目のパワートレインは、最高出力500psを発揮する2.4L V型6気筒直噴ツインターボ+最高出力500psを発揮するレース用のハイブリッドシステム「THS-R」を搭載。システムのトータル出力は「ハイパーハイブリッドカー」という謳い文句通り1000psに到達すると予想される。
気になるデビュー時期だが、仮に市販型が東京モーターショーで発表されるとすれば発売は2020年。「GR」ブランドでは初のスーパーカーとなる。その際の価格は、トヨタの市販モデル史上では最高額の8000万円を超えると噂されている。