ウェルバランスなジャーマンSUVのマカン
ポルシェは911でスポーツカーの分野を牽引してきただけでなく、プレミアムSUVの世界を生み出したパイオニアでもある。その象徴がカイエンだが、コンパクトなマカンの人気も高く、昨今SUVのイメージも強い。
2モデルとも、フォルクスワーゲン・グループ内でプラットフォームを共有するが、ポルシェ独自の技術で他のブランドにはないスポーティな走行性能をストロングポイントにして、いまや会社を支える中心的なモデルに成長した。
アルファ・ロメオは、戦前フォーミュラ1で名を馳せたイタリアの名門自動車メーカーとしてレースとも深く関わってきた。いまだに熱狂的なファンから支持されるブランドとしても知られているが、亡きセルジオ・マルキオンネ氏(FCAグループの前CEO)の強いリーダーシップの元でFRプラットフォームの開発に着手し、悲願だったスポーツセダンのジュリアを世に送り出したのはご存知の通りだ。そして新時代のアルファ・ロメオは、世界でもっともホットなSUVとしてステルヴィオを誕生させたのだ。