パワーユニットには新開発ダウンサイジングターボを新搭載。
レクサスのミドル級セダン、「IS」の次期モデルに関する情報を入手した。そこで今回はそれをもとに予想CGを作成してみた。
初代ISは、「トヨタ・アルテッツァ」のレクサス版として1999年に欧州デビュー、後に「IS300」として北米でも展開された。アルテッツァのエンジンが直列4気筒だったのに対し、ISは直列6気筒を搭載して差別化を図り高級志向のセダンとして一定の支持を獲得。2005年に登場した2代目は、日本でもレクサスブランドから販売。2007年には高性能版の「IS F」も初設定されている。
3代目となる現行型は2013年のデビューだが、次期型では「トヨタ・クラウン」と共有する後輪駆動用「TNGA」プラットフォームを採用。ホイールベースをはじめ全長、全幅、全高ともにボディは若干拡大される模様だ。予想されるエクステリアデザインは、現行型よりA、Cピラーの傾斜を強めてクーペテイストに変身。それにともないリヤ回りに膨らみを持たせたデザインでグラマラスさが強調されると予想される。ヘッドライトやコーナーエアインテークの造形もシャープさが増しL型LEDも大型化。ヘッドライトユニットもプロジェクターが縦型三連となり、より存在感がアピールされるはずだ。
パワーユニットは、エントリー仕様に2L直列4気筒ターボを設定し、クラウンと共有する2.5L直列4気筒「Dynamic Force Engine」+電気モーターのハイブリッドもラインアップ。また、新開発の2.4L直列4気筒ダウンサイジングターボが現行の3.5L V型6気筒エンジンに代わり設定されると予想されており、絶対的パフォーマンスだけでなく経済性向上も期待できそうだ。
さらに注目したい情報としては、2代目に設定されていた「F」モデルの復活説が有力であること。搭載するエンジンは現行Fモデルに搭載されるV8ではなく、最高出力422psを発揮する3.5L V型6気筒ツインターボと予想されていて、トランスミッションは10速ATになるという。そんな時期ISのワールドプレミアは、2021年という説が有力だ。