清水和夫のDST

加速性能ではメルセデス・ベンツCLSが上まわり、減速性能では強烈な効きでアウディA7が勝利【清水和夫のDST】#99-2/4

加速性能ではCLSが上まわり、減速性能では強烈な効きでA7が勝利

MERCEDES-BENZ CLS450 4MATIC SPORTS

加速0.50G(★★★★★)減速1.05G(★★★★☆)

メルセデスはガソリンもディーゼルもV6から直列6気筒エンジンに切り替えている。CLS450はガソリンのストレート6だが、48VのISGを組み合わせている。発進加速はとてもスムーズ。回転の上がりはA7よりもシャープだ。トルコンATではあるが、ギア比が1速から4速までクロスしているので、加速性能はA7を凌駕していた。ブレーキはメルセデスらしく、ズバ抜けて効くわけではないものの、ドンと来いという感じのペダルフィールと制動力が印象的。最後の最後でABSは介入するが、これもきめ細かく制御されている。0→100km/h加速は5.73秒、100km/h→0は35.52mだった。

 

AUDI A7 SPORTBACK 1ST EDITION

加速0.46G(★★★★☆)減速1.09G(★★★★☆)

500Nmの最大トルクを、デュアルクラッチのSトロニックで受け止めるA7。急発進すると、クラッチ保護のためか、一瞬エンジンが反応しない領域がある。ポルシェのPDKはSトロニックよりもスムーズに発進するが、それと比べるとチューニングの詰めがもう一歩という感じだ。Sモードでは素早くクラッチが繋がるが、一瞬ギクシャクするのが気になった。それでも普通に発進加速する分には、十分なパフォーマンスであるが……。ブレーキはストッピングパワーが強烈で、パワートレイン全体がジャダーを起こすぐらい効きが強かった。0→100km/h加速が6.09秒、100km/h→0が34.45m。

リポート:清水和夫/K.Shimizu フォト:篠原晃一/K.Shinohara ル・ボラン 2019年5月号より転載
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LE VOLANT web編集部

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