「インフィニティQ60」と主要コンポーネンツを共有か?
日産が誇るスポーツモデル、「フェアレディZ(海外名370Z)」の次期型と思われるプロトタイプがついにニュルブルクリンクでテスト走行を開始、その姿が初めてカメラに捉えられた。
“ゼット”といえば、1969年に初代が当時の「ダットサン・フェアレディ」の後継として誕生。いまや半世紀もの歴史を誇る日産のビッグネームだ。スタイリッシュな外観とスポーティな走りをリーズナブルな価格で実現した初代は、北米を中心とする世界的な人気を獲得。2008年に登場した現行型で、すでに6代目となっている。
今回捉えた開発車両は、現行モデルがベース。まだボディコンポーネントやパーツ類に変化はなく、ボディのストレッチやワイド化などの形跡も見られない。唯一、現行型との違いが見られるのはフロント部分でバンパーに新たなコーナーエアインテークが追加されている。
この次期フェアレディZだが、プラットフォームやパワートレインは「インフィニティQ60」と共有。兄弟モデルになる可能性がある。その場合、エンジンは3L V6ツインターボとなり最高出力はライバルとなる「トヨタ・スープラ」を大幅に凌ぐ400㎰を発揮。海外向けの車名は「400Z」を名乗ることになるはずだ。その開発が順調に進めば、デビューは2021年になるという。