99%の評価を獲得した「成人乗員保護性能」の高さが光る
ユーロNCAPはこのほど、マツダの新型SUV「CX-30」の衝突安全性試験を実施。最高評価の5つ星を獲得したことを発表した。
ユーロNCAPの安全性試験で最高評価となる5つ星を獲得するには、「成人乗員保護性能」で80%以上、「子供乗員保護性能」で75%以上、「歩行者保護性能」で60%以上、「安全補助装置」で50%以上という4項目をすべてクリアしなければならない。
CX-30の試験車両は2Lガソリンエンジンの「スカイアクティブ-G 2.0」搭載車だったのだが、その結果は「成人乗員保護性能」で99%、「子供乗員保護性能」で86%、「歩行者保護性能」で80%、「安全補助装置」で77%。すべての項目で基準を上回り、総合5つ星を獲得した。
99%の評価を得た「成人乗員保護性能」の高さが光っているが、この評価は、競合モデルと比べても秀でている。同試験で同じように5つ星を獲得した他車を挙げると、「トヨタC-HR」では順に95%、77%、76%、78%、「スバルXV」では順に94%、89%、84%、68%(両車ともに2017年に実施)。他の試験項目ではCX-30を上回るものもあるが、CX-30の成人乗員保護性能の高さは群を抜いていることがわかる。