エクステリアとインテリアはベースモデルと明確に差別化
「BMW3シリーズ」の頂点に君臨する次期「M3」の開発車両を、これまでで最もカモフラージュが軽い状態でキャッチした。
以前捉えられたプロトタイプとの最大の違いは、ブーメラン型LEDデイタイムランニングライトを備えた市販型ヘッドライトが装着されていること。また、テールライトが完全に露出しているほかルーフにはシャークフィンアンテナ、スプリットタイプのトランクリッドスポイラーも初装着。開発が最終段階に入っていることがうかがえる。また、フロントについてはカモフラージュのネット超しに「コンセプト4」からインスパイアされた巨大なキドニーグリルも確認。市販型に反映される可能性が高いことが明らかになった。
搭載が確定しているパワーユニットは510psオーバーとなる3L直列6気筒ツインターボエンジンだが、ほかに454psを発揮するエントリー仕様や480psのミドルグレードが設定される可能性が高い。組み合わせるトランスミッションは、エントリー仕様を除き8速AT。駆動は4WDの「M xDrive」になる。
キャビン内では、12.3インチデジタルインストルメントクラスターとその横の8.8インチのインフォテイメントディスプレイ。さらに3本スポークのMステアリングホイールが確認できる。また、インパネは2つのディスプレイ上部を一体化させてスポーティなテイストを演出。エクステリアともども、ベースとなる3シリーズとは大きく差別化されるようだ。そのワールドプレミアは、現段階で2020年末が有力とされている。