雲の海から昇る朝日を鬼嶽稲荷神社で拝む
丹後半島の付け根に位置し、酒呑童子伝説でも知られる標高832mの大江山。その東を流れる由良川の流域では川霧が発生しやすく、寒暖差の大きい秋から冬にかけての早朝はそれが雲海となって谷筋を埋め尽くすことになる。雲海の展望ポイントは大江山の中腹にある鬼嶽稲荷神社。この神社の周辺は雲海の発生する東南に向かって展望が開けているため、雲海を眺めるには絶好の場所で、雲の海から昇る朝日を拝むこともできる。
アクセスガイド
大江山に最も近いのは京都縦貫道・舞鶴大江IC。そこから展望ポイントの鬼嶽稲荷神社までは国道175号、県道9号などを通って約20km。神社の近くには酒呑童子伝説に由来する「鬼の洞窟」などがある。
Data【Spot 62 大江山】
雲海遭遇率 ★★
雲海の季節 晩秋~初冬
◎所在地/京都府福知山市
◎ルート/府道9号など
◎最高地点/標高約600m
◎冬季閉鎖/積雪時など
観光情報
福知山観光案内所 TEL 0773-22-2228
文:佐々木 節/撮影:平島 格/写真提供:福知山観光協会