モーターショー

最強の走破性を謳うタフなピックアップ「ジープ・グラディエーター・モハベ」が登場

砂漠などで高い走破性能を実現するために、ジープの新基準「デザートレーテッド」の称号を得た最初の1台

FCAは2月6日に開幕したシカゴ・オートショー2020において、ジープ・グラディエーターの高性能モデル「グラディエーター・モハべ」を世界初公開した。北米では今年の第2四半期より市場導入される予定だ。

ジープ・グラディエーターは、現行ラングラー・アンリミテッドをベースとしたピックアップ仕様。ジープではこれまで「トレイルレーテッド」という独自の基準を設けており、とりわけ優れた悪路走破性が備わるモデルに与えられてきた称号があるが、このたび設定された「モハべ」には、ジープが新たに設定した基準「デザートレーテッド」を満たす最初のモデルとなり、砂漠や砂地などでの優れた走行性能が備わっている。

砂漠などでの優れた走行性能を実現するために、同社は「ライドコントロール&スタビリティ」、「トラクション」、「グラウンドクリアランス」、「マニューバラビリティ(機動性)」、「デザート・プラウエス(砂漠性能)」の5項目について基準を設定。デザートレーテッドとはまさに、砂漠などのタフな環境下でも、確かな走行性能を発揮できる装備や仕様を採用しているモデルにのみ与えられる称号なのである。

グラディエーター・モハべでは、特製のFOXサスペンションシステムのほか、タンク別体型のショックアブソーバーを採用。さらにフレームやアクスル、ステアリングナックルは強化版となる。フロントサスペンションは1インチ(25.4mm)リフトアップされ、ボディのフロントにはスキッドプレートの追加により、下面が保護されている。タイヤはファルケン製のワイルドピーク・オールテレインタイヤが標準で装着される。

ブラックまたはスチールグレーの2色を設定するインテリアでは、アクセントステッチを施すレザーステアリングホイールや、ホールド性を高めたフロントシートが採用されている。

エンジンは標準のグラディエーターと共通で、285ps/353Nmを発揮する3.6L V型6気筒の「ペンタスター」ユニットで、6速MTまたは8速ATを組み合わせる。4WDシステムは副変速機付きのコマンドトラック4×4システムで、リヤアクスルにはディファレンシャルロック機構が備わる。

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