九州山地の山々を一望にする大パノラマスポット
宮崎県の高千穂町は日本神話における天孫降臨の地とされ、伝説に彩られた数多くの史跡が点在している。そのひとつが国見ヶ丘で、神武天皇の孫、建磐龍命(たていわたつのみこと)が九州統治の際、ここに立ち寄って国見をされたという伝説が残る。
高千穂町の西にそびえる標高513mの高台からは、阿蘇の五岳や百名山の祖母連山をはじめ、周囲の山々を一望にする大パノラマが展開。
秋から冬にかけては雲海が高千穂盆地を覆い隠し、まるで神話そのものの幻想的な風景が現れる。
アクセスガイド
東九州道方面からだと延岡JCTから北方延岡道路(無料区間)を走り、その終点から高千穂町までは国道218号で約28km。九州道方面からだと、御船ICまたは松橋ICで高速道路を降り、そこから一般道で1時間半ほど。
Data【Spot 87 国見ヶ丘】
雲海遭遇率 ★★
雲海の季節 秋~春
◎所在地/宮崎県高千穂町
◎ルート/県道203号・土生高千穂線など
◎最高地点/標高513m
◎冬季閉鎖/なし
観光情報
高千穂町観光協会 TEL 0982-73-1213
文:佐々木 節/撮影:平島 格/写真提供:高千穂町観光協会