最高210km/hまで対応するトラベルアシストを装備する初のコンパクトスポーツモデルに
2月20日、フォルクスワーゲンは3月5日に一般公開がスタートするジュネーブ・モーターショー2020で、新型「ゴルフGTI」を世界初公開すると予告。ティザーとしてプロトタイプのイラスト1点を公開した。
公開された画像は、新型ゴルフGTIのフロントマスク部分。薄型グリルに「GTI」のバッジが装着されるほか、GTIモデル独特のディテールであるレッドストライプがあしらわれているのが確認できる。また、ハニカムメッシュデザインの大型インテークを組み合わせたフロントバンパーは、先ごろ同様にティザーが公開された新型「ゴルフGTD」(※本サイトでお伝えした記事はこちら)と共通のイメージだ。フロントバンパーの両端に組み込まれるディフューザーも、新型を特徴づけるディテールだ。
ティザー画像でも確認できるように、フロントグリルのレッドライン部分や、バンパーに組み込まれた片側5個で構成するLEDデイタイムランニングライトは、オプションアイテムとして設定されるという。
同社の発表によると、新型ゴルフGTIは「Car2X」を介して他のクルマと繋がれる最初のコンパクトスポーツモデルになると同時に、最高210km/hの車速まで対応するトラベルアシスト(部分自動運転システム)が備わる、クラス初のスポーツカーになるとのこと。さらに、ターボチャージャーを組み合わせるエンジンのフォーマンスは予想を上回るものになると、期待感を煽っている。
このほかの装備としては、デジタルコックピットやタッチコントロール機能付きのスポーツレザーステアリングホイール、32色を設定するアンビエントライトといった、新世代版にふさわしいアイテムが惜しみなく導入されるようだ。その一方で、GTIの伝統となるタータンチェック柄のシートをはじめとするキーデザインは新型にも受け継がれるとのことだ。