ニューモデル

新型「フォルクスワーゲン・ゴルフ」の高性能版、「GTI」と「GTD」、「GTE」が一挙フォトデビュー!

「GTI」と「GTE」は245ps、「GTD」は200ps/400Nmを発揮するパワーユニットを搭載

2月27日、フォルクスワーゲンは3月3日から開催されるジュネーブ・モーターショー2020でのワールドプレミアに先駆け、新型ゴルフの高性能モデルシリーズである「ゴルフGTI」と「ゴルフGTD」、「ゴルフGTE」の写真を公開した。

ガソリンターボエンジンを積む「GTI」、ディーゼルターボの「GTD」、そしてプラグインハイブリッド仕様の「GTE」、いずれもX字型のLEDフォグランプを専用デザインのフロントバンパーに装着。さらに薄型フロントグリルにはLEDバーが装備される。フロントマスクやフロントフェンダー後部、リヤゲート中央にはそれぞれのモデルバッジが装着される。ルーフエンドスポイラーやレッドにペイントされるブレーキキャリパーも、共通するディテールだ。ホイールサイズは17インチが標準で、18または19インチがオプションで選べる。

インテリアでは、10.25インチディスプレイによるデジタルメーターや10インチディスプレイ付きインフォテインメントシステムで構成する「イノビジョンコックピット」や、タッチセンサー付きの本革巻きスポーツステアリングホイール、ステンレス製フットペダル、そしてタータンチェック柄を表皮に取り入れたシートなどが、3モデルの共通点となる。

新型ゴルフGTI

「GTI」には245psを発揮する「EA888エボ4」型の2L直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載。トランスミッションは6速MTのほか7速DCT(DSG)を設定する。

外観では「GTI」バッジに加えて、左右両側出しのエキゾーストフィニッシャーが、内装ではステアリングホイールやインパネ、シートにレッドの差し色が入り、GTIを主張する。

新型ゴルフGTD

「GTD」には200ps/400Nmを発する「EA288エボシリーズ」型2L直列4気筒ディーゼルターボを搭載。このエンジンには排ガス浄化システム「SCR(Selective Catalytic Reduction)」が2基装着され、排ガスのクリーン度も高い。トランスミッションは7速DSGが組み合わされる。

片側2本出しのエキゾーストフィニッシャーに加えて、「GTD」バッジやシルバーの差し色が内外装に採用され、GTDを主張する。

新型ゴルフGTE

そして「GTE」のハイブリッドパワーユニットは、150psの「EA211 TSI」型1.4L直列4気筒ガソリンターボエンジンに、85kW(約114ps)の電気モーターを組み合わせ、総合で245psを発揮する。トランスミッションは6速DSGだ。

リチウムイオンバッテリーの容量は13kWhで、「Eモード」と呼ぶEVモード時は最大60kmの航続距離、最高速度130km/hを実現する。給電口はフロントフェンダー後方に設置された。

内外装では「GTE」バッジのほか、ブルーの差し色やクロームアクセントをあしらった専用デザインのリヤバンパーが採用され、GTEであることが表現されている。

そのほか、GT系モデルの特色として、GTIとGTDは標準のゴルフより15mmローダウンとなる専用セッティングのサスペンションを搭載。さらに、電子制御ディファレンシャルロックの「XDS」が装備される。なお、ダンパーの減衰力が電動パワーステアリングの特性をコントロールするアダプティブシャシーコントロール「DCC」はオプション扱いになる。

運転支援技術としては、アダプティブクルーズコントロールを組み合わせる部分自動運転システム「トラベルアシスト」が車速210km/hまで対応している点が注目ポイントといえるだろう。

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