特集

新型ジムニーシエラを覚醒させるハイレベルなトータルチューン【ジムニー天国2020】

ハイレベルなトータルチューンと快適なドライビング性能を両立

毎年パーフェクトなクルマ作りを行うHB-1st。今年は新型ジムニーシエラをベースにカスタマイズを行った。その完成度はシエラに確かな進化を与えてくれた。

外装はシエラのオーバーフェンダーに合わせてデザインした前後バンパーを装着。純正かと思うほどシンプルなスタイルだが、センターは大きな開口部を設けて走行風を積極的に取り入れる機能性も確保。さらに、ボンネットは高端部に排熱ダクトを付けたFRP製にすることで軽量化と冷却効率向上を実現。一方、リアセクションはテールウイングを装着。純正ボディを後方に延長する形状はリアビューのワンポイントとなる。さらに、オフロード走行には欠かせない牽引フックも装備。

オーバーフェンダーとの一体感やフォグランプでまるで純正のようなシンプルさを持つフロントバンパー。

サスペンションはオリジナルコイルと専用セッティングのFOXショックを含む3インチアームセットに交換。低速で街を流すときは乗り心地よく、スポーツ走行では極めて高い安定性とコントロール性を両立しているのが特徴だ。この3インチという車高に合わせてタイヤは225/75R16をチョイス。車高とタイヤ外形のバランスもHB-1stのこだわりだ。

後端部に排気ダクトを設けたエアベンチレーションボンネット。軽量だが走行時にバタつかない強度もある。

また、ジムニーで使うことを想定して開発したオープンカントリーであることもポイント。従来よりも軽量化してエンジンパワーのロスを格段に防いでいる。

リアバンパーもHB-1stデザイン。ランプは純正を流用できるのでコストパフォーマンスが高いのもポイント。

エンジンはジェントルマフラーで排気効率を向上させるとともに、マルチパルスイグニッションシステムを装着。トルク&パワーをアップするとともにアクセルのツキも向上。さらに、環境負荷を低減することもできるという高機能パーツなのだ。

リアビューのワンポイントとなるルーフスポイラー。さりげなく主張するデザインこそHB-1stデザインだ。

高い潜在能力を秘めたジムニーシエラを覚醒させる、ハイレベルなトータルチューンと快適なドライビング性能を両立したカスタムだ。

トルク&パワーをアップさせつつ燃焼効率の向上により環境負荷も低減するマルチパルスイグニッション。

クランクケースの内圧を適正に保つNAGバルブ。クランクシャフトの回転抵抗が低減される機能パーツだ。

良く動くサスこそ「究極の吸収、究極の踏ん張り」を実現

ハイブリッジファーストのJB74をオンロードテストに連れ出した。3インチアップのサスペンションを組み込んでいるのだが、そのコーナリングは気持ちよく楽しい。

計算しつくされた、ハイブリッジファーストの3インチアップコイルスプリングをマウントする。

丁寧に組み上げられたサスペンションは雑音を発しないし、その動きはスムースそのものだ。特にコーナリングに伴う前後のロールコントロールの巧みさが気持ちよさのポイント。JB23で磨き上げられたサスペンションアームや、コイルスプリングで構成される3インチアップサスペンションアームセットと組み合わされるFOXショックアブソーバーから成り立つ。良好な乗り心地と正確な路面トレースはこの組み合わせが生み出すものだ。

リアホーシングは車高アップに対応したトレーリングアームによってしっかり補正されている。

JB74にはナチュラルアスピレーションのK15B型DOHC16バルブVVTエンジンが搭載されているのだが、ハイブリッジファーストはエンジン内圧をコントロールし、ピストンの上下運動やクランクの回転運動に加わる抵抗を減ずるNAGバルブシュパーブフォース、マルチパルスイグニッションシステム、ジェントルマフラースマートなどでライトなチューニングを施し、パワーアップ&トルクアップを果たして気持ち良い加速を得ている。

干渉を避け効果的に動く評価の高いリーディングアーム。ショックはFOXをベースにしたHB-1stセッティング。

前後ともバンプストップを延長し、フルバンプ時の安定性の向上と、タイヤとフェンダーの干渉を防ぐ。

オフロードでも気持ちの良い走りを展開してくれる。3インチアップということでロードクリアランスは十分なものとなっているが、走破性能は3インチアップの能力以上のものがある。その走破能力はFOXショックアブソーバーと前後アーム、3インチアップのコイルが生み出す。トーヨー・オープンカントリーで達成できたバネ下重量の大幅軽減も大きく寄与している。深いモーグルの走行では、極限まで前後左右のアームを振り、ボディの水平を保ちながらギリギリに路面をグリップさせ脱出していく。

軽快な排気音のジェントルマフラースマートはエンジントルクアップにも貢献する。

車高アップにともないドライブシャフトが干渉しやすいクロスメンバーをエスケープメンバーに変更。

SHOP’s VOICE

カスタムカーはかっこよくないとダメ。カッコよくて、気持ちよく走って、思うように曲がれる。そんな誰もが理想とするジムニーシエラを作りました。新型ジムニーで参戦しているレースからフィードバックしたノウハウは街中でも生きます!

TUNER’s VOICE 大嶋和也さん

ハイブリッジファーストのサスは「吸収良く、踏ん張り良く」をテーマに開発しています。これがチューナーのレース参戦経験から導き出した答えで、多くのお客様から高い評価をいただいています。ぜひハイブリッジサスを体験してください。

【装着パーツリスト】
★TIRE&WHEEL
TOYO オープンカントリーMT 225/75R16(オープン)/ENON wheel スライスナイン BPSB、MBPR(28,000円/本)/ハイブリッジファースト 25mmワイドトレッドスペーサー(11,000円)
★SUSPENSION
ハイブリッジファースト 3インチアップサスペンション アームセット(295,000円)/ハイブリッジファースト FOXショックアブソーバーに変更(113,000円)
★ENGINE & POWER TRAIN
ハイブリッジファースト NAGバルブ シュバーブフォース(35,000円)/ハイブリッジファースト マルチパルスイグニッションシステム(45,000円)/ハイブリッジファースト スロットルコントローラー(19,000円)/ハイブリッジファースト ジェントルマフラー スマート(68,000円)/ハイブリッジファースト クラッチストッパー(3,000円)
★EXTERIOR
ハイブリッジファースト タイプSワイドバンパーセット(87,000円)/ハイブリッジファースト フロントバンパー タイプSワイド(33,000円)/ハイブリッジファースト フロントスキッドプレート ステンレス(18,000円)/ハイブリッジファースト リアバンパー タイプSワイド(38,000円)/ハイブリッジファースト ナンバー移動キット メッキ枠(9,000円)/ハイブリッジファースト スペアタイヤ移動ブラケット(16,000円)/ハイブリッジファースト 触れ止めブッシュセット(4,000円)/ハイブリッジファースト 牽引フックレッド フロント 右(9,800円)/ハイブリッジファースト 牽引フックレッド フロント 左(8,800円)/ハイブリッジファースト 牽引フックレッド リアブラケットセット(8,800円)/ハイブリッジファースト エアベンチレーションボンネット(80,000円)/ハイブリッジファースト リアルーフスポイラー(35,000円)
★INTERIOR
ハイブリッジファースト Gスポーツシフトノブセット(7,800円)/ハイブリッジファースト Gスポーツトランスファーノブ(5,000円)/ハイブリッジファースト アルミペダルセット(6,800円)/ハイブリッジファースト アルミフットレスト(4,500円)/ハイブリッジファースト フロアマットセット(13,000円)/ハイブリッジファースト リアフロアマットセット 3Pセット(13,000円)/ハイブリッジファースト レカロSR7Fシートレールセット(93,000円)

【問い合わせ】
ハイブリッジファースト 0774-48-1167 http://www.hb-1st.com/

テストドライバー:中田和夫 ジムニー天国2020より転載
LE VOLANT web編集部

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