特集

オフもイケるジムニーのストリートチューン! テイストはオーナー次第【ジムニー天国2020】

昨年よりかなりのレベルアップ! ニューダンパーとサブコンで武装

昨年のジム天でのテストから、前後バンパーが変更されたルックスで登場。細かく話を聞くまでは、そう変化がないものとタカをくくっていた。何が変わったのか?

ピボットのスロコンは複数のモードが選べ、ユーザーの好みで任意設定が可能。シンプルで扱いやすい。

外観はペニーレインのスチール製バンパーを前後に装着し、オフロードテイストを強めている。タイヤはMT2の225/75R16。コイルスプリングはナンブオートオリジナルのロングストロークで、フラットな乗り味のサスペンション。しかし、昨年とはダンパーが違う。

スロコンと同一メーカーのサブコンを装着。好みの設定をダイヤル1つで選べる。カプラーオンで簡単装着。

ナンブオートのサスペンションは、他社と考え方が違う。コイルスプリングはリフト量の設定と前後バランスを作り、ストロークの確保を行う。乗り味を作るのはダンパー。今年はタニグチ製のJB64用ニューダンパーを装着。14段調整式で、ナンブオートオリジナルのコイルスプリングにフィッティング。さらに、ピボットのスロコンとサブコンを装着し、動力性能を確保。トータルで考えるとかなりグレードアップしている。

トラストのクロスエキゾーストは、大迫力の2本出し。規制をクリアしているにもかかわらず心地よい音が楽しめる。

ではオンロードの試乗を開始。ノーマルのギヤ比に大径タイヤ装着にも関わらずかなりパワフル。スロコンとサブコンが効いている。スタビレスながらタニグチ製のニューダンパーとのフィッティングが良く、しっとりとした動きでよく曲がる。乗り心地はソフトだが、コーナーロールが安定していて破綻する気配がない。実際かなりのペースで走ることができる。この乗り味は新しい。

長さを指定寸法でオーダー出来るメッシュホース。ダイレクト感と制動力は格段に向上する。ただのロングホースではない。

次にオフロード。スムーズにストロークし、適度な領域でバンプを当て、ストロークを規制している。このセッティングが絶妙で、かなり実戦的に走れる。特にキャンバーでの安定感は、熟成が進んだJB23と争う次元になっている。

各種補正作業を行なっているオリジナルアーム。強化タイプで、純正よりもかなり激しい走りにも対応している。

1年でこの進化はかなり速い。新たなものを柔軟に取り込むナンブオートは今後も目が離せない。

タニグチ製の新型ダンパーをいち早く採用。ナンブオートのコイルスプリングとのフィッティングはかなり良い。

テストドライバー:那須一博 ジムニー天国2020より転載
CARSMEET web編集部

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