デビュー時期は最速で2020年内! 遅くても2021年前半には登場する模様
ポルシェのミッドシップクーペ、「ケイマン」に最強モデルとして設定される「GT4 RS」の市販型プロトタイプをカメラが捉えた。GT4RSについては、昨年ニュルブルクリンクでもテスト車両がキャッチされているが今回の車両は市販型に近い仕様と思われる。
まず、この最新プロトタイプではホイールが5穴式からセンターロックへと変更。ブレーキキャリパーも、イエローからレッドのカラーリングに改められている。また、以前のテスト車には巨大なリヤウイングが装着されていたが、今回の車両はコンパクトな通常の「GT4」用リヤウイングとなっていた。
一方、フロントフードのエアダクトは塞がれていたが、これはウインターテストでブレーキ冷却が不要であることと豪雪で雪が入らないように配慮された結果のようだ。また、リヤクォーターウインドーの背後に見られるルーバーはミッドマウントされるエンジンの冷却用である模様。ちなみに、リヤエンドから覗くツインエキゾーストシステムに位置変更はなく、これが市販型と思われる。
搭載する4L水平対向6気筒エンジンは、450psを発揮。ベースとなるGT4は420psということで30㎰の強化となる。組み合わせるトランスミッションは、「911 GT3 RS」と同じくDCT(PDK)がスタンダードとなるようだ。注目のデビュー時期は最速で2020年内。ズレ込んだ場合でも、2021年前半には発表される見込みという。