初夏に向けて屋外で遊びたくなる今日この頃。本格的なキャンプをしなくても、こんなグッズを車載しておけばいつでもどこでも、美味しくアウトドアが楽しめるのでは?
※この記事はル・ボラン2018年7月号からの転載です。掲載商品は現在販売していないものもあります。
スノーピーク/アウトドアグッズ
アウトドアブームが再び到来している。ゴージャスなグランピングが人気を呼び、インスタ映えするキャンプサイトでの女子会もあるとか。でもホテルのような快適性や、手ぶらでも楽しめるBBQ、気の合う仲間同士で飲んで騒ぐなんて、わざわざ自然の中でなくたっていいだろうと思ってしまう。それよりも個人的に惹かれるのはソロキャンプだ。お薦めするのが、あのヒロシがYouTubeにアップする「ヒロシキャンプ」だ。
一人で自然に分け入り、テントを張り、たき火をし、食事の支度をする。撮影も自分で、ナレーションも最低限。自虐ネタはもちろん、ウケ狙いもない。背景に流れるのはせせらぎやたき火のはぜる音だけだ。
唯一のハイライトである料理にしても、飯盒炊飯に、魚の塩焼きや塩コショウのステーキなどいたって簡単。本人も煙にむせながら、「ウマイ、ウマイ」としかいわない。でもそれがいい。見ているうちに、自分も森で過ごしたくなるのだ。それもたった一人で。
今回そんな背中を後押ししてくれるグッズを見つけた。日清食品がスノーピークとコラボレーションした、カップヌードルとチキンラーメンの2種類のクッカーだ。いずれもそれぞれのプラ容器がそのまま入るサイズで、アウトドアに持ち出せる。
ゴミの量を減らすには、カップヌードルのリフィルや、チキンラーメンなら袋麺がいいだろう。カップヌードル用は、クッカーの内側にリフィル用の計量目盛りが付いているので、最適な水量が簡単にわかる。またチキンラーメン用は、卵を保護する専用トレーを備え、麺のポケットに生卵を落とす独特の食べ方がアウトドアでも楽しめるのだ。なんとも食欲をそそるじゃないか。
こうした卵トレーや、把手を折り畳むと蓋のストッパーにもなるなど機能的な仕様は、スノーピークの社員が実際のキャンプで自分たちが使って開発を進めたという。
屋外で調理するには湯を沸かすバーナーが必要だが、それも世界最軽量56gを誇る秀作がある。折り畳み式の五徳は、クッカーを安定させ、風防も兼ねる。しかも折り畳んでしまえば長さは約80mmになる。
こんな道具をクルマに積んでおけば、フラっとアウトドアに出かけたくなるだろう。愛車がSUVなら本領発揮のいい機会だ。そしてどんなラグジュアリーなキャンプよりも、羨望の視線を集めるに違いない。
スノーピーク
いまや国内のみならず海外にもファンを増やしているスノーピークは、世界にその名を知られるものづくりのまち「新潟県燕三条」で誕生。燕三条駅から自然豊かな山間へ車を走らせてたどりつく、5万坪のキャンプ場を併設した本社では、スタッフが日々自然と向き合いながら、独創的なプロダクトを生み出し続けているという。
●問い合わせ先:スノーピーク/TEL:0120-010-660 https://www.snowpeak.co.jp/