機動力の高さも特筆モノ
スチールパイプ製の頑丈なフロント＆リアバンパーにサイドシルガード、そしてこれまた丈夫で多くの荷物が積載可能な大型ルーフラック、 多数の作業灯を装備したJB64 。
リフトアップスタイルと大径マッドタイヤとの組み合わせが本格的クロカン４駆ならではの逞しさを演出している。そう、これはマスターピースが作り上げた「リアルクロスカントリー仕様」なのだ。
スチールパイプを採用したフロントバンパー。頑丈なので少しくらい障害物にぶつけても問題なし！
かつて巻き起こった空前の４駆ブームの頃はよく見かけた仕様だが、近年では珍しいので初めて目にする人も多いことだろう。「クロスカントリー」とは「道なき道を走って国境を越えること」を意味する言葉。だから悪路走破性を高めたサスペンション、キャンプ道具やスペアタイヤ、ジェリ缶などを積む頑丈なルーフラック、暗闇を切り裂く強力な作業ランプが必要なのだ。
JB64はサイドシルをヒットさせやすいので、頑丈なスチールパイプを使ったサイドトレイルバーで保護。
日本で本来のクロスカントリーは不可能だが、廃道や険しい林道などでクロカンごっこは楽しめる。ファッションでこのスタイルを目指すのも当然アリ。悪路走破性を追求して開発された本格的４駆ジムニーの本質をアピールするなら、やはりクロスカントリー仕様が最右翼だろう。
リアバンパーは純正テールランプを流用しているのが特徴。これまたスチールパイプ製だから頑丈だ。
オリジナルサスペンションとして30mmダウン、30mmアップ、２インチアップもラインナップするが、本格クロカン仕様なので３インチアップをチョイス。ショックアブソーバーは豪州ブランドの「タフドッグ」を組み合わせている。
サブコンのTDIチューニングでファインチューン。スマホのアプリで操作できるのがセールスポイント。
ガス式ではなくヘビーデューティ向けのファームセル仕様だが、このカップリングが最高！ 詳しくは次ページのインプレを読んでいただくとして、素晴らしい悪路走破性を発揮するのだ。
遮熱板で見えにくいがタービンをハイフローモデルに交換。サブコンとの組み合わせで走りが激変！
ハイフロータービンやTDIチューニングなどでパワー＆トルクも強化。本気で悪路を楽しみたい人に捧げるチューニングマシンだ。
腹下回りのガード類はクロカン仕様の必須アイテム。大切なトランスファーをしっかりとガード。
テストドライバー：那須一博 ジムニー天国2020より転載
