ホイールベースや全幅などはヤリスより拡大、「C-HR」の弟分として登場予定?
トヨタの謎の開発車両が、厳冬のスカンジナビア氷上でキャッチされた。以前、新型「ヤリス」に追加されると予想されるクロスオーバー、「ヤリス・クロス」の開発車両をご紹介しているが、今回の車両は前世代の「ヴィッツ」をベースとしたもの。ヤリス・クロスの開発車両と同じくボディはリフトアップされているが、ヘッドライトをはじめノーズ、前後バンパー、テールライトなどが異なっている。
この名もない「B-SUVオフローダー(仮称)」はヤリス、「GRヤリス」から流用されるTNGA-Bプラットフォームを採用。パワートレインにはハイブリッドを採用されるというニューモデルだ。そのハイブリッドシステムは、ヤリス用をベースとした1.5L直列3気筒ガソリンエンジン+電気モーター。トランスミッションは当然、電気式無段変速となるトヨタ最新のTHSだ。
駆動方式には、新型ヤリスのハイブリッドにも搭載されている電動4WDの「E-Four」システムを採用。高められた車高ともども、コンパクト級ながら本格的なクロスオーバーSUVに仕立てられているという。また、内外装のディテールについては現段階で不明だが、ダイナミックな独自のデザインを採用。ヤリス・クロスとは異なる、ブランニューのB-SUVモデルという位置づけに。クラス的には「C-HR」の下に位置し、ヤリスより長い全長とホイールベース、高い全高、ワイドな全幅になるようだ。
気になるデビュー時期だが、本来は3月のジュネーブ・ショーだったものがコロナウィルスの影響で延期。ワールドプレミアは、2020年夏の終わりに開催されるイベント等になると期待されている。