十分な予防策を講じた上で5月8日より徐々に生産を再開 新型コロナウイルスの影響により生産を休止していたフェラーリは5月8日、伊マラネロとモデナの生産ラインを再稼働したと明らかにした。イタリアでは感染拡大を防ぐ措置として3月10日にロックダウン(都市封鎖)を開始し、自動車メーカー各社は軒並み工場を閉鎖する事態となった。約2カ月ぶりに稼働を再開したフェラーリによると、同社の70余年の歴史の中でこれだけ長期に渡り工場を休止したのは初めてのことだという。 なお、フェラーリによると政府によるロックダウン解除に備え、あらかじめ生産再開に向けた準備を進めてきたとのこと。具体的には、従業員ならびに関係者の安全を最優先とした“Back on Track”プログラムにより、これまでとは違った体制にて生産を行なっていく。具体的には、共有スペースを利用する際の規則の制定やスペースの見直し、任意の血液検査などが、これに含まれる。 また、従業員に感染予防策と安全策を身につけてもらうトレーニングも実施しているという。これら万全の体制により、生産活動を行なっていくという。 全文を読む