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あみぐるみと羊毛フェルト、”キャラ弁”などヤマハが「おうち時間」に役立つコンテンツを公開中

あみぐるみ7種、羊毛フェルト7種の型紙、作り方動画などを紹介

新型コロナウイルス蔓延の影響から、自宅で過ごす人が増えている。そんな、自宅待機の人から支持を集めているのがヤマハのウェブサイトだ。同サイトでは、あみぐるみと羊毛フェルトでつくるヤマハ製品やその世界観の編み図、型紙、つくり方動画などを公開している。たとえば、上の茶畑の前に佇むかわいい2台のミニチュアは、羊毛フェルトでつくった電動スクーター「E-Vino」の作例だ。

この「あみぐるみ・羊毛フェルト」コンテンツへの訪問者が、じわじわと増え始めたのは今年3月頃から。つまり、新型コロナ感染防止対策で「おうち時間」を過ごす人が増えたことと無関係ではないようだ。同じく、ヤマハのサイトではキャラクター弁当のつくり方レシピを紹介する「Vehicle Bento(ビークル・ベントー)」へのアクセス数も上昇傾向にあるとか。

「当社はオートバイを筆頭に、比較的、男性のお客様が多い会社です。ウェブサイトへの訪問者も圧倒的に男性比率が高く、接点が希薄な女性の皆さんに会社やブランドを知っていただけるようなコミュニケーションが課題のひとつとなっていました。あみぐるみ・羊毛フェルトのコーナーは、ぜひ皆さんの『おうち時間』にも役立てていただきたいですね」

こう話すのは、あみぐるみ・羊毛フェルト企画の仕掛人、ヤマハ・ブランドマーケティング部の三宅英典氏だ。

2020年5月現在、つくり方を紹介しているのはオートバイやスクーター、プレミアムボート、水上オートバイ、発電機といったヤマハの製品や部品に、SNSで人気のオリジナルキャラクターを加えた全14アイテム(あみぐるみ7種、羊毛フェルト7種)。さらに、一般社団法人日本あみぐるみ協会、一般社団法人日本羊毛フェルト協会の協力を得ながら、そのバリエーションを徐々に増やしている。

総務省の調べによると、国内の手芸人口はおよそ1,200万人。その95%は女性が占めているそうだ。SNSなどで寄せられる反響の中には「彼氏が乗っているオートバイをつくってプレゼントたい」という声もあり、ユーザーの作品を紹介するギャラリー(Instagram公式アカウント:https://global.yamaha-motor.com/jp/showroom/handicraft/gallery/)は、手づくり感あふれるあみぐるみや羊毛フェルトで賑わっている。

サイトの作りも本格的だ。創作活動にあたっては、まず製品の基本構造を手芸作家に理解してもらうことからスタートするなど、入念な構成になっている。三宅氏はこう続ける。

「ヤマハはものづくりの会社。手芸というテーマは当社ウェブサイトにあって異色のコンテンツといえますが、製品に関わる造形のディテールについては絶対に手を抜けません。手間も時間もかけています。だからこそ、決して簡単ではありませんが、こうした時期だからこそ有効な『おうち時間』の過ごし方のひとつとして、じっくりチャレンジしていただけたら幸いです」

ビークル・ベントーURL
https://global.yamaha-motor.com/jp/showroom/vehicle-bento/
あみぐるみ
https://global.yamaha-motor.com/jp/showroom/handicraft/
作り方動画

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