さまざまなブランドを上手に取り合わせた柔軟で真摯なカスタマイズ
ベースのJB64そのものがジムニーの原点回帰を狙い、クラシックな印象を持つスタイルと機能性を押し出している。あまりにバランスの取れたそれを、どうカスタマイズするかが腕の見せ所となっている。ブルースカイコーポレーションのJB64は、どこか懐かしさを覚える仕上がり。さりげなくアメリカンテイストを纏い、青い空と海によく映える。
WALDのジャパメリカーナグリル。ボディ同色に塗装しグリルのタテの内側をブラックにして陰影をつけた。
これまでのブルースカイコーポレーションといえば、スパルタンなワイルドスタイルの提案を得意としてきたが、今回は、爽やかさも感じさせ、誰にでも好感を持たれるNEWレトロスタイルが魅力といえそうだ。
ペニーレインのストレートツインバンパー スキッドプレート付きは、マッドブラック仕上げが魅力。
表情の要となっているWALDのジャパメリカーナグリルを中心に、ペニーレインのツヤ消しブラックのスキッドプレート付きストレートツインバンパーをチョイス。オフロードでのクリアランスを考慮し、3インチアップしたボディの足元には、クリムソンのDEANクロスカントリーとBFグッドリッチ・オールテレーンK02 225/75R16を組み合わせた。
ホワイトレターにDEANクロスカントリー。どこか懐かしくて新しいアメリカンな仕上がりが印象的。
大径タイヤのホワイトレターときらめくアルミホイール、そしてキャメルカラーのシートカバーが、アメリカンなNEWレトロな世界へと誘っているようだ。
かつてのアメ車を思わせるビンテージ感が漂うシートカバーで、NEWレトロなカスタマイズをよりクラスアップ。
こだわりどころといえば、同色塗装したグリルの縦の細い部分をブラックに塗装し、陰影をつけて立体的に仕上げたところ。また、9mmオーバーフェンダーもツヤ消しブラック塗装を重ねて、ブラックに深みを出している。パーツの下処理にひと手間かけることで、より美しい仕上がりを生み出すのも特徴である。
フロントバンパーに合わせたリアストレートバンパーで、後ろ姿もシンプルシックな印象に仕上がった。
さまざまなブランドを上手に取り合わせ、バランスの取れたスタイルを実現するブルースカイコーポレーション。柔軟で真摯なカスタマイズで、今後もさまざまな展開を見せてくれるに違いない。
3インチアップしたリアに覗くH.B.Fのジェントルマフラースマート。静かながらスムーズな排気。