プラグインHV仕様は4WDの「xDrive」がスタンダードに?
BMWは現在、ミドル級セダンである「5シリーズ」のアップデート版を開発中だが、今回2タイプの最新プロトタイプをキャッチした。BMWのLCI(ライフ・サイクル・インパルス=フェイスリフト)は、通常発売から3〜4年後に行われる。現行5シリーズは2016年10月に発表、2017年初頭に発売されているので、まさにいまがアップデートのタイミングというわけだ。
2台のプロトタイプだが、黒いボディのナンバー「1824」はベースモデル。一方、濃紺ボディのナンバー「1850」はフロントバンパーのインテークが大型のハニカムメッシュ仕立てとなりサイドスカートを装着。さらにホイールも大径なことから「Mスポーツ」と見ていい。
テスト車はいずれもボディ前後がカモフラージュされているが、ノーマルサイズのキドニーグリル、意匠を変更したLEDデイタイムランニングライト、テールライトの一部が確認できる。また、ターンシグナルは「3シリーズ」と同じくライト上部から下部へ移動されていることもわかる。
今回はキャビン内の撮影にも成功したが、12.3インチのワイドなデジタルメータークラスターや大型のインフォテインメントシステム用タッチスクリーンディスプレイが確認。ステアリングホイールのスイッチ類も、最新BMWのデザインに改められている。
搭載するパワーユニットは、2L直列4気筒ガソリンターボをはじめ、最高出力395psを発揮する3L直列6気筒ガソリンターボなどをラインアップ。また、プラグインHV仕様は「7シリーズ」用と同じく3Lガソリンターボ+電気モーター式を採用。そのシステム出力は、7シリーズ用より若干控えめな388㎰を発揮する。駆動方式は4WDとなり、グレードは「545e xDrive」を名乗るはずだ。
新型コロナウィルスの影響で、ワールドプレミアの正確な時期は現段階で未定。しかし、2020年秋ごろにデジタルプレミアとなる可能性がありそうだ。