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「ヨコハマ・ジオランダー CV G058」最新テクノロジーで快適性能がさらに進化!【タイヤ バイヤーズガイド 2020春】

2012年に登場した「ジオランダー SUV G055」の後継モデルが「ジオランダー CV G058」。街中での走行に対応しつつ、快適なロングドライブにも応えるよう進化したという。果たして、その仕上がりはいかに?

快適なロングドライブのために開発されたタイヤ

ヨコハマのオフロードタイヤブランド「ジオランダーシリーズ」からクロスオーバーSUV向けグランドツーリングタイヤの「ジオランダー CV G058」が登場した。

SUV用タイヤとしての耐久性、非舗装路での性能を最低限備えながら、快適なロングドライブのための静粛性や耐摩耗性に重点を置いて開発されたタイヤだ。

ジオランダー CV G058は、ジオランダー SUV G055の後継モデルで、路面への接地時に面圧が均一になるようにトレッドの断面形状を最適化。また、パターンノイズは9%、ロードノイズは34%低減している。

トレッドショルダー部のデザインにSUV用タイヤとしてのタフネス性の片鱗を残しながら、デザインは4本の太い主溝を基調にしたリブパターンで、ブロックに多数のサイピングが施されているのが特徴となる。そのサイピングをベースにしたユニークなデザインだが、これはエッジ成分を増やしてウェット性能を向上させながら静粛性を高めるのが目的だ。また、サイプは2Dと3Dを組み合わせたコンビネーションサイプを採用することで、エッジ効果を高めながら剛性も確保して耐摩耗性にも寄与している。

新ブレンドポリマーはあらゆる路面でのトラクションを改善。3Dサイプを採用することで、ブロックの倒れこみを抑制し、ドライ性能および耐摩耗性向上に寄与。15インチから20インチまで全32サイズをラインナップ。

また、4本のうち両サイドの縦溝をギザギザのグルーブとすることで、耐ハイドロプレーニングと浅雪のスノートラクション性能を高める働きを持っている。
今回試乗して感じたのは、見た目以上にマイルドな乗り味であること。ブロックをサイプで切り分けている効果なのだろう。タイヤが転がっていく時にゴロゴロ感やザラザラ感がなく、滑らかでスムーズにタイヤが転がっていくのだ。

ノイズも良く抑えられており、静かで快適なタイヤに仕上がっている。高いブロック剛性を持ったタイヤが作り出すカチッとしたシャープさはないが、鈍さと感じない程度のマイルドな印象。落ち着いてクルマが動いてくれる安心感があり、リラックスして走っていられる運転のしやすさがある。
SUV用タイヤというと、どうしてもタフネスさを重視したタイヤが多い。ジオランダー CVは非舗装路も走れるタフネス性は最低限備えておいてほしいが、実際のドライブシーンではオンロードでの快適性を優先したいという人なら、満足感が高いだろう。クロスオーバーSUVオーナーにとっては、ぜひ注目して欲しいタイヤだ。

お問い合わせ
横浜ゴム 0120-667-520 https://www.y-yokohama.com/product/tire/

フォト=望月浩彦/H.Mochizuki ルボラン2020年6月号別冊付録より転載

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