2020年内に21の販売拠点と東京、名古屋、大坂に急速充電施設を開設
ポルシェジャパンは、ポルシェの電気自動車オーナー向けに急速充電器をはじめとする独自の充電ネットワークを日本全国で展開。同時に6月5日、ポルシェ初のフル電動スポーツカーである「タイカン」の3モデル、「タイカン4S」、「タイカンターボ」および「タイカンターボS」の日本国内販売価格を発表した。消費税込みの車両本体価格は、タイカン4Sが14,481,000円でタイカンターボは20,231,000円。タイカンターボSが24,541,000円となっている。
タイカン4S
タイカンは、ピュアEVながら高剛性かつ軽量なボディや低重心設計、卓越したエアロダイナミクス性能などによりポルシェらしいスポーツ性を実現。電動化されたドライブトレインも先進的で、2基の永久磁石シンクロナスモーターや世界最高レベルの高速充電を実現する800Vの電圧システム、リヤアクスル用に新開発された自動切り換え式2速トランスミッションなどが採用されている。
技術面では、ドライバーの正面に位置するインスツルメントクラスターをポルシェで初めてフルデジタル式に。ホーム画面からすべての機能に直接アクセスできるオペレーティングシステムも新採用したほか、助手席正面には10.9インチのフロントパッセンジャーディスプレイがオプション設定。すべての乗員に使いやすく、便利なインターフェイス環境が整えられた。
国内に導入される充電器モデルは、国内最速最大150kW級出力のCHAdeMO規格、急速充電器の「ポルシェ・ターボチャージャー」と家庭での利用を目的とした8kW出力の普通充電器「ポルシェ・モバイルチャージャー」の2モデル。ポルシェ・ターボチャージャーは先駆的技術のリーダーであるABB社と共同開発したもので、国内でもっともパワフルな150kWの出力により、タイカンの車載バッテリーを24分で80%(走行距離300㎞分)まで充電することが可能だ。
一方、ポルシェ・モバイルチャージャーは8kWの出力により約9時間で80%以上まで充電が可能。ポルシェの電気自動車は、日本国内の充電基準(急速:CHAdeMO、普通:J1772)に対応しており、高速道路のSA/PAや道の駅、駐車場などの公共施設にすでに設置されている20,000基を超える充電器での利用も可能となる。
タイカンターボ
全国のポルシェセンターでは、さまざまなポルシェの充電器を設置しており充電施設として利用可能。ポルシェ・ターボチャージャーは、順次全国の販売店に設置されていく予定で(2020年内に21拠点設置予定)、あわせて電気自動車を整備できる施設が整えられトレーニングを受けたメカニックも配備される。
ポルシェ・ターボチャージング・ステーション設置施設(2020年中)
都市型充電ステーションとして、下記の3都市にポルシェ・ターボチャージング・ステーションを用意。ポルシェ・ターボチャージャーを1カ所につき2基ずつ設置することに加え、ポルシェ・モバイルチャージャー・コネクト(2021年後半予定)も備えて短時間滞在用と長時間滞在用として使い分けることが可能となる。
・東京:4カ所準備中
・名古屋:ヒルトン名古屋地下駐車場内、ナゴヤ・セントラルガーデン第1駐車場内
・大阪:LINKS UMEDA(リンクス・ウメダ)地下駐車場内、あべのハルカス地下駐車場内
ポルシェ・デスティネーション・チャージング・ステーション
長距離ドライブでの充電の懸念を払しょくするべく、ホテルやゴルフ場など、目的地となる場所に充電器を設置。4時間程度の滞在でも100km以上の走行距離分を充電でき、ホテル等であれば夜間にバッテリーは満充電近くまで完了する。ポルシェオーナーであれば無償で利用可能なこの充電器の設置施設は、順次拡大していく予定。
ポルシェジャパンによる電気自動車の充電ネットワークに関する詳細
URL:https://www.porsche.com/japan/jp/aboutporsche/e-performance/