パワーユニットには400㎰を発揮するマイルドHVも追加設定!
現在、ジャガーは欧州Eセグメント級のプレミアムセダンである「XF」のアップデートモデルを開発中だが、シリーズ初のLWB(ロングホイールベース)仕様が設定されることが確実となった。
初代XFは、2007年のフランクフルト・ショーで初披露、2009年にそれまでに「Sタイプ」後継として発売された。現行モデルとなる2代目は2015年に登場。全長を10mm延長、全高は5mm低くした上でホイールベースを50mm延長して居住空間が拡大された。ボディ形態は4ドアセダンとワゴンのエステートという2本立てで、LWBは今回のアップデートで初設定となるわけだ。
実際、カメラが捉えた開発車両は明らかにリヤドアが長い。現地の情報によれば、ホイールベースは5.9インチ(約150mm)延長されているという。このほか、アップデート版では前後バンパーやヘッドライト、ラジエターグリル、トランクリッドなどのデザインがリフレッシュ。新意匠のホイールや新たなボディカラーも設定されるはずだ。
一方、キャビン内ではインフォテインメントシステムやメーターなどのグラフィックが刷新。ステアリングホイールのデザインも改められるほか、トリム類や装備品もリニューアルの手が入ると思われる。
パワーユニットは、最高出力200ps、250ps、300psを発揮する2L 直列4気筒の「インジニウム」ガソリンターボに加え欧州の新基準をクリアするディーゼルをラインアップ。また、目玉の仕様は最高出力400ps、最大トルク550Nmを発揮する3L直列6気筒の新しいマイルドHVとなるはずだ。このアップデート版のXFだが、デビューは今年後半。同じく今年にリニューアル済みの「メルセデス・ベンツEクラス」や「BMW5シリーズ」を迫撃することになる。