パワーユニットは2L水平対向+電気モーターのハイブリッドに?
現在トヨタは往年のミッドシップスポーツ、「MR2」の後継モデルを開発していると噂されているが、今回は2019年に流出したミッドシップモデルの特許画像を元にその予想CGを制作した。初代MR2(AW11)は、日本車初のミッドシップモデルとして1984年にデビュー。1989年には2代目のSW20型が登場。その命脈は1999年登場の「MR-S」へと受け継がれた。
初代MR2(AW11)
残念ながら、そのMR-Sは2007年に生産終了となったが、新生「スープラ」の誕生を機にトヨタでは同社往年のスポーティモデルである「セリカ」や「MR2」復活の機運が高まっているという。そこでスウェーデンのエージェント経由で入手した特許画像から、ひと足先に市販型次期MR2のエクステリアを占ってみたわけだ。
2019年に流出した特許画像は、その後「ラ・クーペ」として公開されているが予想CGはこのコンセプトカーをベースとした。MR2後継モデルでは、フロント、サイドに立体感のあるキャラクターラインをレイアウト。特にフロントフードからボディサイドに流れるラインは大きくラウンドさせて量感を強調している。フロントエンド両サイドには、縦型のエアインテークを配置。加えて、サイドアンダー部分にはエンジンに空気を取り込む大胆なカッテイングをデザイン、ラ・クーペよりミッドシップスポーツらしいアグレッシブな造形としている。
いまのところ、パワーユニットに関する有力な情報は得られていない。しかしトヨタには「86」に搭載される2L水平対向ユニットが存在していることから、次期MR2ではこれに電気モーターを組み合わせたハイブリッドが搭載される可能性もありそうだ。
トヨタは過去にスープラ、セリカ、MR2を「ザ・スリー・ブラザース」と命名したこともある。スープラが復活したいま、マニアとしては今回のⅯR2やセリカにも同様の復活劇を期待したいところだ。