「ベントレー・フライング・スパー」に新設定のプラグインHVは「ポルシェ・パナメーラ」とシステムを共有!
ベントレーのプレステージサルーン、「フライング・スパー」に初のプラグインHVモデルが設定される可能性が高いことが判明した。現行フライング・スパーのワールドプレミアは昨年。今年勇退となった「ミュルザンヌ」の後を受け、現在はベントレーの旗艦という役割を担っている。
今回カメラが捉えたプロトタイプにおける注目ポイントは、左リヤフェンダーに楕円形のリッドが確認できること。現行フライング・スパーの給油口は右リヤフェンダー上部なので、新設された左側はプラグインHVであることを示す充電ポートである可能性が高い。また、純内燃機関のフライング・スパーにおけるテールパイプはオーバル形状の左右2本出しだが、プロトタイプでは左右とも小振りなオーバルのデュアル形状となっている。このことから搭載エンジンが市販モデルの6L W12気筒から変更されている、あるいは高性能バージョンの「スピード」である可能性も否定できない。
現在得られている情報によると、このフライング・スパーに新設定されるプラグインHV仕様はシステムを新型「ポルシェ・パナメーラ」と共有する模様。その場合、ベーシックバージョンでは2.9LガソリンのV6ツインターボと電気モーターの組み合わせで最高出力が462㎰、最大トルクは700Nmというスペックが与えられる。
だが、同じプラグインHVでも「スピード」を名乗る場合はエンジンが4L Ⅴ8ガソリンへと拡大。最高出力はW12気筒ガソリンの635㎰を上回る680㎰を発揮し、最大トルクはそれ(900Nm)に迫る850Nmを叩き出すという。このスペックが実現した場合、フライング・スパーは世界最強クラスのプラグインHVサルーンに名乗りを上げることになる。