ロールス・ロイス自慢の「マジックカーペットライド」によって砂漠でも優雅な走りを披露
ロールス・ロイス・モーター・カーズはこのほど、イタリア・マルケの顧客向けに「カリナン」によるアラビア砂漠の冒険旅行を企画。合わせて、砂丘を走り抜けるカリナンの勇姿を捉えた動画を公開した。
ロールス・ロイスにSUVが存在しなかった頃は、そのラグジュアリー性と卓越したオフロード性能から「レンジローバー」が“砂漠を走るロールス・ロイス”と称されてきた。ところが2018年5月、ロールス・ロイス初のSUV「カリナン」が発表されてからは、その表現はカリナンを指すものとなった。このたび公開された動画や写真は、まさにそれを納得させるものといえる。
カリナンは世界中のロールス・ロイスの顧客の要望を受けて開発、誕生した。新型ファントムから採用を始めたオールアルミニウム製のスペースフレーム・アーキテクチャー「アーキテクチャー・オブ・ラグジュアリー」を用いたボディのサイズは全長5340×全幅2000×全高1835mm。ホイールベースは3295mm。この堂々たるボディに、571ps/850Nmを引き出す6.75LのV型12気筒ツインターボエンジンと8速ATを搭載する。
ロールス・ロイスならではの「マジックカーペットライド(魔法の絨毯のような乗り心地)」は、カリナンでも実現。4輪駆動システムとの連携によりオンロードはもちろん、センターコンソールに備わる「オフロード」ボタンを押せば荒れた路面や砂利道、ぬかるみ、砂漠、そして雪上と、あらゆる路面でスムーズな走りを披露する。ちなみに最大渡河深度は、ハイエンドラグジュアリーSUVカテゴリーでは最高水準となる540mmだ。
カリナンの登場を待ち望んでいたマルケの顧客は、このたびの冒険旅行で、その卓越したオフロード性能、そして砂漠でも「マジックカーペットライド」を実現していることを実感。彼らの人生でもっとも豊かな体験を楽しんだようである。