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シボレーが市販に向けピュアEVキットの最新バージョンを披露!

1977年製のK5ブレイザーをベースにしたピュアEV仕様「K5ブレイザーE」をオンラインイベント「SEMA360」で披露

ゼネラルモーターズはこのほど、11月2日から6日まで開催しているオンラインイベント「SEMA360」において、1977年製のK5型シボレー・ブレイザーをベースにしたピュアEV「K5ブレイザーE」を披露した。このモデルは、2021年後半に販売が予定されているシボレー・パフォーマンスによるピュアEV換装コンセプト「eCrate」の概念を示すものだ。

1977年製のK5ブレイザーには、元々175psを発揮する6.5L V型8気筒エンジンと3速ATが搭載されていた。このたび披露されたブレイザーEはこのパワートレインを取り去る代わりに、200ps/360Nmを発する電気モーターと4速AT、そして60kWhのバッテリーパックを含むEVユニットを搭載。パワーユニットは電動化されるが、前後アクスルやドライブシャフト、トランスファーケースなどはオリジナルのままとなっている。

シボレーは2018年にカマロをベースにEV化した「eCOPOカマロ・コンセプト」(写真左)を開発し、「eCrate」コンセプトを発表。続く2019年には同じ手法によってホットロッドの「E-10コンセプト」(同右)を披露。いずれも市販化には至っていないが、両モデルで得た知見を活かし、シボレーの電動化戦略「エレクトリック・コネクト&クルーズ」が推進された。

シボレーでエンジニアリングとパフォーマンス、レーシングを担当するディレクター、ラス・オブレネスは次のようにコメントしている。
「シボレーがE-10コンセプトを発表して以来、お客様からはEVプロジェクトがいつ実現するのかという声があがりました。K5ブレイザーEは、瞬時に最大トルクを発揮するEVならではの独特のドライビング体験によって、ヴィンテージトラックを普段乗りのクルマにしたいお客様に何ができるかを示しています。より優れたパフォーマンスをお求めの方のために、モジュラー型のeCrateシステムには事実上無限のアプリケーションがあります」

2021年後半に発売される予定の「eCrate」の60kWhエレクトリック・コネクト&クルーズ・パッケージには、60kWhバッテリーのほか、200psの電気モーター、モーター駆動用のパワーインバーター、低電圧システムに電力を供給する電力コンバーター、そしてバッテリーの加熱および冷却のためのウォーターポンプ、ワイヤーハーネス、コントローラーが含まれている。

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