フェラーリの次期ハイパーカーは、新設計のV12気筒エンジンをベースとするハイブリッドか?
フェラーリが開発していると見られる、次世代ハイパーカーの開発車両がカメラに捉えられた。開発車両のベースとなっているのは、ご覧の通り「ラ・フェラーリ」。しかし、カモフラージュされたそのエクステリアを観察すると、随所に独自のディテールを発見することができる。
まず、開発車両ではフロントフードのエアスクープやバンパーのエアロエレメントが排除されているほか、エンジン上部のウインドーがラ・フェラーリほど低くないことがわかる。またコーナーエアインテーク、およびサイドのエアインテークにも独自の形状が与えられ、リヤエンドに目を向けると新たに「第三のブレーキ」がレイアウトされていることも判明。さらに、ラ・フェラーリがセンターロックホイールを採用しているのに対して開発車両は5ホールのラグナットを装着している。もちろん開発車両という性質上、これらが市販時に反映されるか否かは不明だが、この車両がラ・フェラーリとは別物であることは間違いないだろう。
ラ・フェラーリは、フェラーリ初の市販ハイブリッドカーとしても知られるが次期ハイパーカーでもハイブリッドシステムを採用する可能性は高い。実際、この開発車両にもサイドウインドー後方にハイブリッドを示唆する青い三角形のステッカーを装着。なんらかの電気駆動システムを採用している可能性は高い。
現状、搭載するパワーユニットに関する詳細な情報は入っていないが、前述のハイブリッドシステムには新開発のV12気筒エンジンが組み合わせられるとの説が有力。その最高出力は、ラ・フェラーリを大幅に上回る1000㎰オーバーのスペックが与えられる可能性が高いという。その全貌が明らかになるのは、最短で2022年という。