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憶えてますよね? 名門ビュイックから新たなコンパクトSUVがデビュー!

ビュイック最新のコンパクトSUVは、231ps/350Nmの2Lターボを積む「エンビジョン」

ゼネラルモーターズの1ブランドであるビュイックはこのほど、新型プレミアムコンパクトSUV「Envision(エンビジョン)」を発表した。北米市場ではすでに発売されており、米国での販売価格は3万2995ドル(約342万円)からとなっている。

キャデラックやシボレーとともに、ゼネラルモーターズが展開しているビュイック。かつて日本でもヤナセが正規輸入していた経緯があったので、ご記憶の方もおられるだろう。2000年代に日本市場から撤退しているため、現在は一部業者が並行輸入しているだけとなり日本での認知度は低いが、現在も北米市場を中心に展開されている。ちなみに現行(2020年モデル)は、4ドアサルーン「GS」/スポーツバック/クロスオーバーワゴン「ツアーX」の3タイプを設定する「リーガル」シリーズのほか、7人乗りラージSUVの「エンクレーブ」や、全長4.3mの小型SUV「アンコール」がラインアップされている。

そんなビュイックから新型プレミアムコンパクトSUVが登場した。「アンコール」よりひとまわり大きいボディが与えられた「エンビジョン」だ。ボディサイズは全長4636×全幅1882×全高1641mmで、ホイールベースは2779mm。エクステリアはビュイックの彫刻的なデザインを持ちつつも表現力豊かで、モダンなスタリングを実現。同社では個性溢れるアスリートのような存在感を持っていると説明する。

このスタイリッシュなボディに組み合わせるパワートレインは、231ps/350Nmを発揮する2L直列4気筒ターボエンジンと9速ATの組み合わせ。駆動方式はFFと4WDが設定されている。

インテリアは、センターパネルがドライバー側に傾斜するオリエンテッドなインパネが目を引く。センターパネルには上部に10.2インチのタッチスクリーンが配置され、下部には格納カバーを備えたコンパートメントが備わる。このコンパートメント内にはスマートフォンのワイヤレスチャージング機能が備わっている。

シフトセレクターは機械式ではなく、ボタン操作によってシフトを選択する電子式。これにより前席乗員の手元空間に余裕ができるほか、センターコンソールへのアクセスもしやすくなっている。

キャビンは2-3レイアウトで、乗車定員5名のオーソドックスなスタイル。荷室容量は713Lで、後席に備わる6対4の分割可倒機構のアレンジにより最大で1492Lに広げられる。

先進の運転支援システムを積極採用しているのは新世代モデルらしい特色だ。緊急自動ブレーキやフロント歩行者ブレーキ、レーンキープアシスト、レーンデパーチャーワーニングなど、9つの機能を標準装備するほか、デジタルルームミラーのHDサラウンドビジョンや自動駐車アシスト、アダプティブクルーズコントロール、ヘッドアップディスプレイといった装備・機能が選択可能となっている。

エンビジョンには「プリファード」、「エッセンス」、「アベニール」の3つのトリムタイプを設定。洗練性を追求した最上級の「アベニール」には、独自のメッシュデザイングリルを採用しているほか、カラード仕上げのクロームトリム、パールニッケル仕上げの20インチホイール(タイヤサイズはP245/45R20)が特徴だ。「プリファード」と「エッセンス」は18インチホイールが標準(タイヤサイズはP235/60R18)で、20インチホイール含むスポーツツーリングパッケージが設定されている。

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