「ゴルフGTIクラブスポーツ45」は専用デザインの19インチホイールを装着! 内外装に「45」を表示し記念すべき45周年を祝う
フォルクスワーゲンはこのほど、新型「ゴルフGTIクラブスポーツ」にGTI生誕45周年を記念した特別仕様車「ゴルフGTIクラブスポーツ45」を設定したと発表した。欧州の一部市場では、3月1日から先行販売が始まる。ドイツでの販売価格は、4万7790ユーロ(約619万円)から。
1976年夏、フォルクスワーゲンはコンパクトハッチバックモデル「ゴルフ」に、スポーツモデルを設定。それが「ゴルフGTI」だ。発売当時同社は、世界で最も成功したコンパクトスポーツカーになるとは考えもしなかったため、生産計画は5000台に過ぎなかった。ところが、ゴルフGTIは現在までに世界累計で230万台を超える販売を記録しているビッグネームに成長した。
このたび登場した「GTIクラブスポーツ45」は、そんなゴルフGTIの生誕45周年を記念して開発された特別仕様車。ベースモデルはネーミングから察せるとおり、GTIの高性能版「GTIクラブスポーツ」。2L直列4気筒ターボエンジンは、GTIの245psに55ps上乗せした300psを発揮する。大型のエアインテークを備えるフロントマスクやエアロダイナミクスを追求し、より大きなダウンフォースを生み出す特別設計のオープンルーフスポイラー、スポーツエキゾーストシステム、そして電子制御式LSDを採用。走行モードは「レーストラック」モードが備わる、まさにGTIのトップパフォーマーである。
この特別仕様車では、初代ゴルフGTIが採用したリヤウインドーのブラックフレームに敬意を表し、ブラックのルーフスポイラーを備えたブラックルーフを採用。専用のレースパッケージにより、トルネードレッドのピンストライプがあしらわれたグロスブラック仕上げの19インチ・スコッツデールアロイホイールを装着。サイドシルパネルとトランクリッドには「45」のレタリングが入り、記念モデルを引き立たせている。
インテリアではフロントのプレミアムスポーツシートのシートバックに「GTI」のレタリングが入るほか、マルチファンクションスポーツステリアングホイールの6時位置に「45」を表示する。
ちなみに、ベースモデルのゴルフGTIクラブスポーツは、GTI生誕40周年となる2016年に初めて設定された。初代GTIクラブスポーツに搭載したエンジンは、265ps(ブースト機能作動時は一時的に290ps)を発揮した。さらに同年には310psを発揮する「GTIクラブスポーツS」が追加され、パフォーマンスのさらなる追求が形になった。
先ごろ日本でも先行受注がスタートした8世代目となる新型ゴルフ。その高性能版である「GTI」、そしてさらに「GTIクラブスポーツ」も早期の日本導入を期待せずにはいられない。