プジョーの新エンブレム装着車第一弾となる新型「308」は、電動化の促進と先進技術の積極採用が光る意欲作
ステランティスは3月18日、フルモデルチェンジを受けたプジョーの新型「308」をワールドプレミアした。
新型のボディサイズは全長4367×全幅1852×全高1441mmで、ホイールベースは2675mm。従来型と比べて約11cm長く、約5cm幅広くなった一方で、全高は約2cm低くなった。
先般発表された新エンブレムを採用したエクステリアは、シャープな造形の前後ライトやフェンダーを強調したサイドボディラインなど、新世代プジョーデザインを実感させつつ、ダイナミックな走りをイメージさせるデザインでまとめられた。
キャビンは、従来型から55mm拡大されたホイールベースの効果で、ゆとりある空間を確保。荷室容量は412L確保され、後席シートバックを倒した最大時は1323Lに拡大できる。
インパネは、現代のプジョーですっかりお馴染みとなった小径ステアリングホイールを組み合わせる「i-コックピット」を採用。メーターパネルは立体的に見える3D表示が採用された。
パワートレインは1.2Lガソリンターボ、1.5Lディーゼルターボに加えて、2種類のプラグイン・ハイブリッドを設定。プラグイン・ハイブリッドは1.6Lエンジン(150psまたは180ps/250Nmを発揮)に1モーター(150ps/320Nmを発揮)を組み合わせたもので、「HYBRID 180」はシステム総合で180ps/360Nmを、「HYBRID 225」は225ps/360Nmを発揮。電動化モデル専用設計の8速AT「e-EAT8」を組み合わせて前輪を駆動する。バッテリー容量は12.4kWhで最大60kmの航続距離を実現する。
ガソリンとディーゼルのパワートレインは、プジョーの現行モデルラインナップで設定されているものが採用された。1.2Lガソリンターボ「ピュアテック」は110ps/205Nmまたは130ps/230Nmの2種類のスペックを設定。そして1.5Lディーゼルターボ「BlueHDi」は130ps/300Nmの1種類。トランスミッションはどちらのエンジンにもスペックに合わせて6速MTまたは8速ATを組み合わせる。
ストップ&ゴー機能付きのアダプティブクルーズコントロールや、レーンキーピングエイド、レーンチェンジアシスト機能など、運転支援システムも充実している。