EQSよりはコンサバなデザインを採用!?
メルセデス・ベンツが開発中のフルエレクトリック・ミドルセダン、『EQE』市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えた。
EQEはその車名からもわかる通り、「Eクラス」の電気バージョンだ。これまででもっともカモフラージュが軽い状態で捉えたプロトタイプは、ディテールが隠されているものの、プラスティックのクラッディングが剥がされ、はじめて生産型ボディパネルが露出した。それにより、EQSより少し伝統的なセダンの形であることがわかるとともに、内燃機関Eクラスよりなめらかなルーフラインが確認できる。
フロントエンドでは、中のグラフィックは微妙だが、はじめてLEDライトバーやヘッドライトのアウトラインらしきものが確認できるほか、ボンネットフードも露出している。またリヤエンドでは、市販型LEDテールライトも装着されたようだ。
比較的短いオーバーハングは、EQEが電気自動車専用のプラットフォーム上に構築されており、厚いサイドスカートがバッテリーパックを隠している可能性があることを示している。またエンジンがなく、小さな電気モーターとバッテリーの搭載、EVプラットフォームにより、Sクラスレベルの内部空間を提供してくれる。
EQE市販型のワールドプレミアは、2021年9月にフランクフルトから場所が変更され開催される、第1回「ミュンヘンモーターショー」が有力だ。ドイツのジンデルフィンゲンにある、メルセデスの新しいファクトリー56で生産され、その後は派生クロスオーバー「EQE SUV」の発売も濃厚となっている。