最高出力210kW、最大トルク400Nmを発揮しつつ最大航続は460kmを実現
BMWは、2020年7月に主力クロスオーバーSUV、『X3』派生EVとなる『iX3』を発表したが、同ブランド最小SUVである『X1』次世代型にもフルEVモデルを設定、その最新プロトタイプをカメラが捉えた。
ドイツ市街地でキャッチした開発車両は、まだまだカモフラージュが重くディテールは見えてこない。しかし、フロントドアに「Electlic Test Vehicle」(電気テスト車両)のステッカーが貼られているほか、リアバンパーの下にエキゾーストパイプなく、代わりにフラットな保護プラスチックアンダートレイが装着されている。最終的には、iX3同様にキドニーグリルやLEDヘッドライト内にブルーのハイライトが追加されるだろう。
「iX3」となづけられるであろう市販型では、「FAAR2」プラットフォームの上に構築される。これは内燃機関、ハイブリッド、及びフルエレクトリックパワートレインに対応するスケーラブルな前輪駆動アーキテクチャとなる。
iX1のEVパワーユニット詳細は不明だが、おそらくiX3と同様のせっとアップが期待できるだろう。ix3では、後車軸に取り付けられたシングルモーターを搭載、74kWhのバッテリーパックを積み、最高出力210kWと最大トルク400Nmを発揮する。また最大航続460km、0-100km/h加速は6.8秒で駆け抜ける。
iX1では、上記数値が抑えられる可能性があるが、ベースのシングルモーターFWDのほかに、強力なデュアルモーターAWDがラインアップされると予想される。iX1のワールドプレミアは、X1次世代型の発売から間もない2021年後半、または2022年初頭に公式リリースされる可能性がありそうだ。