グループCカーは出場出来なくなり、主流はGTカテゴリーのマシン。プロトタイプのWSCクラスとの覇権争いと変わった。
WSCにはロータリーのグッズ・マツダDG-3。LMGT1には日本からホンダNSX、日産スカイラインGT-R、トヨタスープラが戦いに挑んだ。
スタートから1時間して雨が降り出す。フェラーリ333SPなどオープンボディの車両は後退を余儀なくされた。そして雨は17時間に渡り降り続いた。
パワーアドバンテージを失ったWSCカーに代わり主役に躍り出たのは、BPRグローバルGTシリーズで圧倒的な強さを見せていた
マクラーレン・F1 GTRだった。
J.J.レート、ヤニック・ダルマス、そして日本人、関谷正徳の駆る59号車は、クラージュ・ポルシェとの 激闘を制し栄光を手にした。マツダDG3は7位。そして高橋国光/土屋圭一/飯田章、 チーム国光のホンダNSXは8位でクラス優勝を果たした。