前年以上のワークスがル・マンに集った。連覇を狙うポルシェ、雪辱を期すメルセデス、BMW。
さらにドイツからアウディも新規参戦して来た。無念の1年を過ごしたトヨタは3台体勢。
日産はオープンカーのR391を投入して、悲願達成を目論んだ。
決勝はBMW、トヨタ、メルセデスが上位を占め進む。
スタートから5時間、最高速に達していたメルセデスが宙を舞った。 ドライバーの命に別状は無かったが、これでチームは撤退を決めた。
続いてトヨタの2台がクラッシュから姿を消す事態となり、残った日本人トリオが BMW2台に続く3位についた。
日曜の昼にはトップだったBMWもクラッシュに見舞われた。
最後に残ったBMWとトヨタの一騎打ち。
しかし午後3時過ぎ、片山右京のドライブするTS020はタイヤがバースト。
またしてもトヨタは手にかけた栄光が滑り落ちていった。