マツダ初のプラグインハイブリッドシステムを搭載
マツダの欧州事業を統括する「Mazda Motor Europe(マツダ・モーター・ヨーロッパ)」が、新型クロスオーバーSUV「MAZDA CX-60(マツダ シーエックス シックスティー)」を公開した。CX-60は、「走る歓び」と「環境・安全性能」を大幅に進化させたマツダのラージ商品群の第1弾とのことで、昨年同社の商品計画として発表されていたが、ここで初めてその全体像が公になった。マツダでは、グローバルに需要が高いSUV市場において、ラージ商品4車種を2023年までに導入予定。既存のSUV商品と併せて、各市場の特性や顧客ニーズに応えるSUVラインアップを拡充することにより、ビジネスおよびブランドのさらなる成長を図るという。
CX-60は、厳しい時代の要求に応える環境・安全性能を備えながら、日常の一般道走行から高速道路を使った長距離ドライブまで、余裕をもって運転を愉しめる2列シートのミッドサイズSUVであるとのこと。マツダのデザインテーマ「魂動(こどう)-SOUL of MOTION」のさらなる進化に挑戦し、自然と調和する日本人の感性を活かしたタフさと緻密さを、その造形を通じて表現しているという。公開されたCX-60(欧州仕様)は、2.5L直列4気筒ガソリンエンジンと電動モーターを組み合わせたマツダ初のプラグインハイブリッドシステム「e-SKYACTIV PHEV」を搭載。欧州各国で3月8日(現地時間)に受注を開始、今夏の発売を予定している。
マツダは、防府第2工場(山口県防府市)においてCX-60の生産を3月11日に開始、日本向けモデルについては4月上旬に公開する予定だ。