中国、吉利汽車(ジーリー)グループのハイテクラグジュアリーブランド、Lynk&Coが新しいコンセプトカー「The Neat Day」を発表した。「新エネルギー4ドアGT」と説明されたこのクルマは、4枚の跳ね上げ式ドアが大きな特徴。フロントはバンパー内に迫り出したラジエターなど、攻撃的なデザインがインパクト大だ。ヘッドライトは現在販売されているLynk&Co 01、02、03同様、左右2本の縦型デザインを踏襲。インテーク内には、カメラ、センサーのようなものが配置されているのが分かる。詳細は不明だが、ラジエターがあることから将来のプラグインハイブリッドとの見方があるよう。
パノラマルーフにヨークステアリング
サイドは4ドアながら、2ドアファストバックのように見える低いデザインで、大きなホイールアーチに、大径ホイールが特徴。テールは薄いLEDテールランプに、フロント同様、左右2本のスリットがブランドのアイデンティティを感じさせている。インテリアはヨーク(操縦桿)ステアリングが特徴で、ダッシュボードの大型ディスプレイとともに近未来的な雰囲気を演出。戦闘機のようなパノラマルーフにより、開放的な室内となっている。
このコンセプトモデルは、ボルボやポールスターの本拠地ヨーテボリにあるLynk&Coのデザインスタジオで行われたとのこと。北欧デザインといえば、人間工学に基づいた優しい工業製品が多いが、この「The Neat Day」はディテールまで攻撃的かつ挑戦的なスタンスが窺える。