標準モデルのA3より最低地上高が40mm程度アップ
アウディが『A3』に新たに設定すると見られるハイライディングモデル市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えた。
A3は1996年に登場して以来、「セダン」や高性能「S」、「RS」などを設定してきたが、ハイライディングモデルは初となる。VWが開発したMQBプラットフォームを採用し、A3とコンパクトSUV『Q3』の間に位置するモデルとなりそうだ。
ニュルブルクリンクで捉えたプロトタイプは、フェンダーにタックを追加、バンパーとサイドシル、フロントグリルのデザインを新設計し、ルーフレールを装備、ボディをリフトアップしている。市販型ではA3より最低地上高が40mm程度アップするとみられる。
これまで、A3ハイライディングモデルには「オールロード」の車名が予想されていたが、先日『A1 シティカーバー』が『オールストリート』へ車名変更されており、A3にも同車名が与えられる可能性が高い。その場合、AWDクワトロシステムは搭載されず、FWDとなるはずだが、クワトロシステムはオプションで提供される可能性もありそうだ。
以前捉えたプロトタイプではフロント左フェンダーに充電ポートを持っていたが、このプロトタイプには見当たらず、内燃機関モデルと思われる。おそらく、オールストリートでは、A3同様にさまざまなエンジンオプションがラインアップされると予想できるだろう。
A3オールストリートのワールドプレミアは、カモフラージュの状態からも2022年後半と予想される。