V8ツインターボ・エンジンも再現!!
トミーテックが手掛ける1/64スケール・ミニカー、トミカリミテッド ヴィンテージNEO。同シリーズの10、11月発売新製品から、見逃せないものをご紹介したい。「フェラーリGTO」である。
実車のGTOは1984年に発表されたモデルで、かつての250GTOと区別するために288GTOと称されることが多いが、正式な車名はあくまでGTOである。当時のグループBカテゴリー規定の公認を受けた車両で、308GTBにも共通するスタイルのボディに、2.8LのF114Bエンジンを縦置きに搭載。このエンジンはV8 DOHC 32バルブにツインターボを装着したもので、400HPを発生した。残念ながらモータースポーツでの活躍はないままに終わったが、後のF40への布石となるなど、フェラーリの歴史でも重要な位置を占める名車と言えよう。
赤は10月、黄は11月発売予定!
トミーテックではこのGTOを実車のイメージそのまま忠実に再現。その完成度の高さは、写真からでも十分に伝わることだろう。言われなければ、このミニカーが1/64スケールであることには気づきにくいのではないだろうか。その濃密な仕上がりに、もっと大きなスケールのモデルであると勘違いしてしまいそうである。トミーテックではボディカラーを2色用意、まずは、フェラーリには欠かせない赤が10月に発売となる。
フェラーリといえば赤!だが、黄色もまた人気の色である。エンブレムからも分かる通り黄色はフェラーリのコーポレートカラーなのだ。このGTOも黄色のボディカラーが実によく似合うが、こちらは11月発売となる。
トミーテックのGTOはトップに載せた画像でお分かりの通り、リアのエンジンフードが開閉可能となっている。そしてその中には、V8ツインターボもしっかりと再現されているのだ。これだけでなく、コクピット内部もシートやダッシュボードなど充実の仕上がりを見せている。
バンパー下に4灯のドライビングランプを収めたフロントマスクと大きく張り出したブリスターフェンダー、クロモドラのホイールなど、もちろんエクステリアの細部にも手抜かりはない。ドアミラーはユーザー取り付け部品として付属しており、購入者が切り取って接着する仕組みだ。
価格はいずれも6,600円(消費税込)。気軽にフェラーリ・オーナーになるチャンス(ただし1/64スケール)、これを逃す手はないだろう。