フェラーリ創業75周年を迎え、かつてチャンピオンシップを戦い抜いたF1マシンや1000人のオーナーたちが鈴鹿に
2022年6月25日(土)と6月26日(日)、フェラーリ・ジャパンは鈴鹿サーキットにて、日本では4年ぶりとなる「フェラーリ・レーシング・デイズ 2022 (FERRARI RACING DAYS 2022)」を開催した。
“If you can dream it, you can do it.” エンツォ・フェラーリには夢があった。その夢の実現であるフェラーリ創業より75周年を迎える今年、会場には約1,000人のフェラーリ・オーナーが集結。これまでにフェラーリとそのオーナーが築き上げてきた歴史を蘇らせた。
オーナーが所有する、かつてチャンピオンシップを戦い抜いたF1マシン(F10、F2003GA、F189)や、フェラーリの顧客を代表するオーナーが専用車両を購入し、クローズドコースをドライブすることで得られたデータを将来の市販モデル開発に役立てることを目的としたプログラム、フェラーリXXプログラムのマシン(XXK、599XX)による迫力のデモンストレーション・ランが繰り広げられた。
そのほか、サーキット走行初心者が先導車とともに走行を体験する「ファミリードライブ」、それよりスピード規制が緩やかな「エキサイトドライブ」、またライセンス保持者などを対象とした「スポーツドライブ」など、フェラーリ・オーナーにとって、まさに夢に満ちた2日間となった。
また、「フェラーリ・レーシング・デイズ 2022」に先駆け、6月24日(金)に日本のメディアに初披露されたフェラーリの新ミッド・リアエンジン・ベルリネッタ・スパイダー「296 GTS」も会場内に特別展示。フェラーリ・ストーリーの新しい章への幕開けを象徴した。
また、オーナーが各地から愛車でレーシング・デイズ会場に集結するラリー「Road to Suzuka」を開催し、東京からは、貴重なクラッシックカーから現行モデルまで75台のフェラーリが鈴鹿の地を目指した。開催2日目となった6月26日(日)には、75周年記念パレード走行が行われ、日本全国から集まったフェラーリがサーキット内にて一同に介し、記念撮影が行われた。
【写真35枚】暑い夏の始まりを駆け抜けた「フェラーリ・レーシング・デイズ 2022」。
このほか、プロドライバーが操縦する「488 Challenge Evo」に乗車してサーキット走行を体験するホットラップや、展示会場では「812 Competitione」「296GTB」「SF90 Spider」「Roma」「PortofinoM」といった現行モデルやプレオウンド、また「F40」「250GT TdF」といったクラッシックカー、「Icona」の第一弾、「MonzaSP1」「MonzaSP2」が展示された。
さらに、オーナーのユニークな個性を車両に自由に反映できる「テーラーメイド・プログラム」の紹介や、フェラーリのアフターセールス・サービスをご案内する「サービスクリニック」など、さまざまなプログラムが催され、美しいスタイリング、その伝統を再認識し、フェラーリが歩んできた歴史の深さに思いを馳せる機会となった。
フェラーリ・レーシング・デイズ 2022は、フェラーリのコアバリューである「情熱」と「絆」を深める場となり、会場をフェラーリ・レッドで埋め尽くしたフェラーリ・オーナーにとって、忘れられない夏の週末となったようだ。