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【新型ジムニーカスタム大特集】カラーチェンジは着替えと一緒、印象変われば愛着も増す【ジムニー天国2022】

妥協のないオールラウンダー、苦手のない優等生だ!

九州で積極的なパーツ開発を行なっている工藤自動車。昨年までのデモカーはシルバーのJB64。今年のデモカーはグレーだった。しかし、若干色が濃い気がする。工藤氏に話を聞くと「ええ、塗っちゃいました。ついでにドアミラーを黄色にして目立つでしょ?」。なぜ塗ったのか? 詳しく聞くと「ひと昔前は全塗装すると下取り時の評価額が下がるので毛嫌いされてましたけど、印象を変えることで長く乗れるのであれば、服を着替えるのと同じでアリですよ」とのこと。

【写真18枚】グレー塗装でイメージ一新! 工藤自動車のジムニーデモカーを画像で見る 

引き締まったイメージのフロントマスク。アウディのグレーでグリルも同色ペイント。

昨年からの変更点を聞くと、ようやく発売開始となったフロントバンパー。さまざまなアタッチメントを準備し、ユーザーのオリジナリティが出せる。今後、個性化が要求されるドレスアップアイテムで、バンパーを違うものに交換となるとコストが高い。進化させられる仕様なら、長く使ってもらえて個性化が図れる。そんな思いが具現化したバンパーなのだ。

オプション設定されているフォグランプ。バンパー本体に装着するアタッチメントが準備されている。

バンパーのセンター部分に装着するナンバーが新しい。このシルエットが今オシャレ!

そして、今新しいのがリアのナンバー位置。ゲートに移設するのが定番となっているジムニーだが、バンパー交換をした上で、バンパーセンターに配置。ナンバー灯もバンパーに設置可能で、改めてみると新鮮だ。実際、取り付け位置はかなり上部に移動しており、ちょっとしたクロカンならば干渉することはない。オフ走行をあまりやらないおしゃれユーザーにはこの方がウケているのだとか。

LEDヘッドランプ車に、マニュアルレベライザーを装着するキットを近日発売予定とのこと。

センターナンバーのナンバー灯中央にバックモニターのカメラも装着可能。至れり尽せりの仕様だ。

流行りのロトパックスも当然装着済み。ツールタイプでブラックはプレミアがつくほど入手困難。

工藤氏といえば電装関係のエキスパート。このクルマにも、さまざまな工夫が凝らしてある。LEDヘッドライト標準装備車のオートレベライザーを、ハロゲン仕様のマニュアルレベライザーでコントロールするアイテムや、ヘッドライトのポジションライトなど、見れば見るほど勉強になる1台なのだ。

今、九州ではNクラスのトライアルが熱い。トライアルというとJA11が主力と思われがちだが、JB23やJB64が、サスペンションとタイヤ交換という改造箇所で勝負する大会にこぞって参加している。工藤自動車でも積極的に参加しており、工藤氏自身もこのJB64でエントリーし、上位入賞を果たしている。

2インチアップに3インチアップ相当のロングストロークダンパーを装着。このマッチングがオフで武器になる。

オリジナルのビルシュタインの証ともいうべき刻印がダンパーに刻まれている。何度もテストを行った証なのだ。

そんな背景を持つデモカーだが、今回のテストフィールドはオンロードと林道だ。工藤氏にその理由を聞くと「うちの足回りは、トライアル競技などですでに実績があります。今さらオフでの性能を見てもらうより、いかに普段使いで快適かつ楽しいクルマとなっているかを知ってほしいです」とのこと。というわけで、まずはオンロードからだ。基本的な乗り味はソフト。それでいて、ロール量は多くなく、応答性は高い。コーナーでのターンインは基本ニュートラル。コーナリング中の自由度が高く、進路変更が容易。ペースを上げてもその特性は継続する。

前後ピボットガード、サイドシルガードは、林道走行といえどもぜひ付けてほしいアイテムなのだ。

早くから、eチューニングを提唱。アイスヒューズとアースケーブル、ヒュージブルリンクは効果絶大。

次に林道だ。林道を走るという内容は、ペースを上げたダートという意味ではなく、トコトコ走る際の快適性の話だ。ノーマルで林道を走ると路面の凹凸で始まる車体の揺れがいつまで経っても治らない。このクルマは初期の動きがソフトなので、多少の凹凸は気にならない。大きな段差で車体が振れても収まりが良い。ステアリングが取られることもなく、快適にツーリングが楽しめる。2インチアップというリフト量が腹下のクリアランスを作り、大径化されたタイヤも乗り越え性能が高いため、林道で快適なドライブを約束してくれる。

インテークパイプに膨張室を設け、瞬間入力に対しレスポンスとトルクを増加させ、ブローオフバルブまでも装着可能。

エンドの出し位置を極限まで高めたオリジナルマフラー。これ以上上で出しているマフラーはないだろう。

テストで借りたついでに、少しモーグルも走ったのだが、このクルマはやはり走る。なかなか足を浮かせることができない程のロングストロークで、乗っていて楽しい。走る場所を選ばないのだ。

SHOP’s VOICE(工藤和彦さん)

グレーとイエローのアクセントで一新したデモカー。ようやく完成したフロントバンパーは、さまざまなアイテムでオーナーの個性が演出できます。牽引フックが付けられるほど丈夫です。

工藤自動車 ☎093-681-4739 https://www.kudo-j.com

ジムニー天国2022より転載
LE VOLANT web編集部

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